SAVE JAPAN プロジェクト 2013

石川 金沢みどりの調査会

みる・しる・さぐる 砂浜の環境と生き物たち!

内灘町でみる!ニセアカシアとイソコモリグモ

■実施日 9月29日(日)

■当日の大まかなスケジュール
時間/13:00~金沢駅西口大型バス駐車場より移動 
          13:30~内灘IC付近駐車場で現地組と合流。徒歩で内灘砂丘に移動し、内灘砂丘の変遷や貴重な海岸植物群の観察。 
     14:30~バスで移動
     15:00~ニセアカシア林を散策しながら内灘砂丘・室へ移動し、イソコモリグモの巣穴を探す。
     16:00~バスで移動
     16:20~サンセットパークで下車。養蜂の話を聞いた後、8種類のハチミツの食べ比べの後、記念撮影
     16:50~バスで金沢駅西口まで帰路。
     17:20~駅前で解散

■あらすじ
1950年代の内灘闘争(米軍の試射場反対運動)から動き出したニセアカシア海岸林造成の繁栄と、平成3年の台風による壊滅的なダメージの後、衰退の一途となった、半世紀に渡る物語を、現地を観察しながらリアルに想像することのできる観察会でした。
また、このニセアカシアと共に育ったアカシアハチミツの養蜂業も衰退し、現在は移動養蜂方法で、全国を移動する多品種ハチミツの養蜂業へと変わっていったというお話は、8種類のハチミツの味比べを通して、納得することができました。

■写真

 

①内灘砂丘の変遷や保護活動についての話を聞きました。

 

 

 

 

 

 

②砂漠のような砂浜ですが、水や栄養が少ない砂地で生きる能力をもった「海浜植物」の観察です。全回の塩 谷海岸と比較すると、内灘海岸は養分が多いそうです。

 

 

 

 

 

  

③バス移動の後、ニセアカシア林が観察できる道を歩きます。

 

 

 

 

 

  

④立ち枯れたニセアカシアがいたる所で見られました。

 

 

 

 

 

 

⑤衰退したニセアカシアに変わって、次世代の砂防林候補とされているクロマツの実験的植樹も行われていました。

 

 

 

 

 

  

⑥石川県の希少野生動植物種に指定されているイソコモリグモの巣穴をみんなで探しましたが、まだ夏休み中のようで、発見できませんでした。

 

 

 

 

 

   

⑦バスの入らない道なので、海岸から沿道まで徒歩が続きます。

 

 

 

 

 

 

⑧サンセットパーク駐車場にお店を開いて、ハチミツについての話を聞きます。

 

 

 

 

 

⑨8種類のハチミツを食パンにのせて味比べ。最後は気に入った蜜を小さな容器に入れてお土産にいただきました。

 

 

 

 

 

   

⑩徒歩で疲れた体に、甘い蜜で充電してから、笑顔の記念撮影です。

 

 ■イベントを実施して
 参加人数 24人
 アンケート回答数 20人
 満足度の平均値 「満足・やや満足」が全体の100%

 

■参加者の感想
・クモが見れなくて残念 (50代女性)

・車の乗り入れなど問題だと思うが、普段できる環境対策を考えたい。(30代男性)

・今まで生物植物にあまり関心がありませんでしたが、誘われて参加しましたが楽しく次回もと思いました。(60代女性)

・砂浜の珍しい植物を教えて頂き、美味しいハチミツの試食もあり、楽しかったです。ありがとうございました。(50代女性)

・イソコモリグモの穴を見つけられなかったのが残念。歩きながら植物の説明をしてもらったのはとてもよかった。集団が分かれてしまったので、ペースを調整するとよかった。はちみつの食べ比べは珍しくて楽しかった。(60代女性) 

 

■イベントを実施して苦労した点
 徒歩移動距離が長かったため、高齢者も多く遅れるグループもあって、移動に少し手間取りました。

 

 ■イベントを実施して良かった点
 イソコモリグモの一人者である徳本さんが病気のために残念ながら参加がかないませんでしたが、代打の中野さんの解説で、その研究の貴重さを感ずることがでました。

 

 ■特に寄付が活きたと感じた点
 ・ハチミツの購入をした所、購入先の蜂蜜工房の方から、沢山の試供品を頂くことができました。寄付が寄付を呼ぶ循環に出会うことができました。ありがとうございました。