愛知 都市の自然のモノサシ研究会
都市の自然を再発見 ~都市のまん中から希少種を考える~
【第2回】 歴史を伝える鎮守の杜vs 都市公園のけなげな自然 @呼続公園&富部神社
都市の自然のモノサシ研究会と蝶の飛ぶまちプロジェクトの皆さんの案内のもと、呼続公園と富部神社(名古屋市南区)を散策しました。鎮守の杜と都市公園の緑や生き物を比較することで、身近な自然との付き合い方を考えるきっかけづくりができました。
◆ 当日の流れ 12:50 参加者集合(呼続コミュニティセンター) |
◆ イベントの様子
開会式 |
公園の雑草について説明 |
呼続公園の中へ入っていきます |
池に棲む生き物を観察 |
富部神社にあるイチョウの大木 |
閉会式 |
◆ イベントを実施して
参加者 28人(大人27名、子ども1名)、アンケート回答数23人
「環境問題や希少生物種に関する知識」は「かなり増えた」11名、「やや増えた」が12名、
「参加した満足度」は、「満足」17名、「やや満足」6名でとても有意義なプログラムになりました。
◆ 参加者の感想
・今まで気が付かなかったとんぼの種類の多さにびっくりしました。(60代女性)
・講義と観察の二本立てで分かりやすかったです。(60代男性)
・いろいろな昆虫や植物を教えていただきました。イトトンボにこんなに種類があることを知りました。(50代女性)
・歴史や生物など多種で大変楽しかった。特にトンボとチョウに関しては、詳しい説明で内容もポイントが絞れていました。(40代男性)
・呼続公園を全く知らなかったので、じっくり観察できて素晴らしい環境を知ることができました。(60代女性)
【実施者より】
◆ イベントを実施して苦労した点
「鎮守の杜と都市公園の緑や生き物を比較する」という渋めの設定としたため、環境プログラム初心者の方や自然にあまり触れたことのない方への広報が難しかったです。また、当日は曇天だったためトンボやチョウなどがあまり見られず、いろいろな種類の実物を紹介できなかったことが残念でした。下見が一週間前だったにもかかわらず、ヒガンバナがほとんど咲いてしまったり、ホテイアオイの花が終わってしまったり、意外と変化が大きく、説明にアドリブが多くなってしまいました。
◆ イベントを実施して良かった点
植物や生き物に関心の高い方の参加が多くあり、街なかの自然についての知識を深められたと思います。また、都市の自然のモノサシ研究会と蝶の飛ぶまちプロジェクトの合同での実施となり、より多くの専門家(チョウ、トンボ、植物など)が案内することができました。
◆ 特に寄付が活きたと感じた点
専門家を講師として招くことで(講師への謝礼金(交通費程度)を払うことができました)、イベントの内容に広がりと深みを出すことができました。また、自分たちも専門家からのアドバイスや話、情報を聞くことができ、今後の活動に有意義な時間となりました。
また、事前の打ち合わせや広報(チラシ作成、発送、雑誌への記事掲載他)、当日準備などに、しっかりと取り組むことができました。