SAVE JAPAN プロジェクト 2014

大阪 鵜殿ヨシ原研究所

世界無形文化遺産・雅楽のヨシ原、鵜殿を育てよう

世界一のヨシ原を楽しもう!~「鵜殿のヨシ原」でカヤネズミの巣を探そう!編

■当日の大まかなスケジュール
 10時 集合、開会あいさつ、オリエンテーション
 10時15分 「希少な生き物、カヤネズミのおはなしを聞こう!」
 【おはなしの内容】
 畠佐代子さん(全国カヤネズミ・ネットワーク代表、滋賀県立大学環境科学部非常勤講師)より、カヤネズミと人の暮らしとの関わり、カヤネズミを取り巻く現状と保護活動について伺いました。また研究者・小山所長より、鵜殿のヨシ原について伺いました。
 10時30分 「鵜殿(うどの)のヨシ原はどんなところ?」(観察会)
 【観察会の内容】
 ヨシ原では、ヨシやオギは4mを超え、他の場所では見られない大きさ。穂色の違いや美しさを観察しました。
 11時00分 「カヤネズミってどんな暮らし?巣を探してみよう!」(観察会・調査会)
 【観察会・調査会の内容】
 オギの草むらの中のカヤネズミの巣を探しました。調査シートを使って全部で5つ程度見つかりました。
 12時 ふりかえりとまとめ、アンケートの記入
 12時30分 閉会あいさつ、現地解散

ヨシ等の種類を手で触って学びます

ヨシ等の種類を手で触って学びます 

かやねずみの巣を探しています

かやねずみの巣を探しています

観察会のまとめ

観察会の様子①まとめのお話し

観察会の様子

観察会の様子②高槻鵜殿全景を前にお話

全体集合写真

全体集合写真


■ イベントを実施して
 ・参加人数:30名(内、子ども5名)
 ・アンケート回答者:29名(内、子ども5名)
 ・参加された方の満足度(割合):満足度  88.8 %

■ 参加者の感想
 ●カヤネズミの巣をさわったことが楽しかった。(小学3年生、男子)
 ●身近な草原でも貴重な生息場所になっていると分かった。動物だけでなく植物のことも知れたので良かった。(20代、女性)
 ●実物のヨシを見て触れた事や鵜殿の広さや自然を実感できた。次回はヨシの事についてもう少し触れられるイベントに参加したいです。(30代、女性)
 ●カヤネズミの存在自体知らなかったが、知る良い機会となった。説明詳しくてよく理解できた。(60代、男性)
 ●虫がいっぱいいて、カヤネズミの巣を見れたのでたのしかった。(10代、男性)

■イベントを実施して苦労した点

 ・実施日が連休中でしたので、参加者の募集とスタッフの確保に工夫が必要でした。

■イベントを実施して良かった点
 ・草原が急激に減っている事、その環境保全には多くの方の理解と参加が必要なことを伝えることができたように感じています。
 ・参加者からは、その後、問い合わせがあったり、次回の観察会への参加申し込みがあったりして、今後の活動につながり始めています。

■特に寄付が活きたと感じた点
 ・カヤネズミの専門家であり、保護活動を続ける、畠佐代子さんを講師にお願い出来たので、観察や観察記録の内容が豊かになり、参加者の満足度が高まったとアンケートなどから考えました。