SAVE JAPAN プロジェクト 2014

鳥取 とっとり・なんぶ手自然ネットワーク「サトノテ」

ブッポウソウが息づく豊かな里山の保全活動

里山素材でリース作りと環境保全!

■当日の大まかなスケジュール

講師に廣池陽子先生をお呼びし、南部町内で採取した木本・草本類のツルや実や殻を使って、クリスマスリース・ニューイヤーリースを作りました。
ツル植物を利用することが、二次林やその林縁の管理作業にもつながり、結果的に生物多様性度を高めることにも寄与すると言われています。ただの木の実・草の実が販売されている事例も含めて、里山素材の有効活用を考えるきっかけとなったのではと思っています。

10:30 はじまりの会
10:40 リース作りや道具の使い方の説明。その後、リース作り開始。
11:30 作品の発表会。
11:40 里山素材を使う意義や、二次自然の管理についてのお話。
11:50 記念撮影。
12:15 解散。

※当日の様子は「サトノテ・ブログ」でもご覧頂けます。

01高級なサルトリイバラの実 02素材はほとんど地元産 どんなのができあがるかな?
人気絶大なサルトリイバラの実 素材はほとんど地元産 どんなリースができあがるかな?
04稲藁をベースに仕上がりました 05木の実、草の実がいっぱいです 06作品を持って記念撮影
稲藁をベースに仕上がりました 木の実、草の実がいっぱいです 作品を持って記念撮影

■イベントを実施して

参加人数: 21名(内、子ども12名)
アンケート回答数: 13名(内、子ども5名)
満足度の平均値(%):満足...87.5%、やや満足...12.5%

 

■参加者の感想

● いろいろなしょくぶつがたくさんあったことがたのしかった。(小2)
● グルーガンでくっつけるところがたのしかった。(年中)
● リースにたくさんのきのみをつけたことがたのしかった。(小2)
● 地元の自然素材を利用した作品作りだから満足でした。(50代女性)
● 子供を連れても丁寧な対応をしていただけたこと(に満足でした)。素敵な作品ができあがりました!!お気に入り♡(30代女性)
● よく見かける植物の名前が分かってよかった。(30代女性)

 

■イベントを実施して苦労した点

理想としましては、参加者の方に素材集めもご一緒にして頂き、フィールドを楽しみながら、どんな場所にどんな植物が生えているかを実際に見て頂きたかったのですが、プログラム上、具現化出来なかったのが残念です。次の類似企画には、素材探しから参加できる動きを計画出来ればと思います。
時間不足で、素材の個々の説明をゆっくり出来なかったので、作業のサポートの折りに、それぞれの作業台でお話しをお伝え出来ればよかったかもと感じました。素材の名札が足りなかったので、より多くのラベル付けが出来るように準備をしなければと反省です。

 

■イベントを実施して良かった点

企画開催10日前にサトノテスタッフで、町内の里山・山里にてサルトリイバラの実やヘクソカズラのツルなどを採集しました。わずかながら、柵のツル掃除やヤブの除去につながったのではと思います。
また、今回の素材の説明ではウバユリの実を例にあげ、一般的には1本数百円、1個25~30円でネット販売されていることなどを紹介し、落ちている松ぼっくりやどんぐり、ツバキの実などにも付加価値が付けられていることをお伝えする場を得られました。ただのリース作りではなく、里山の環境と価値を考える企画として、目的が達成できたのではと思います。講師の廣池先生の大きなサポートも頂き、みなさんそれぞれにお気に入りの作品を作って頂けて、スタッフとしても嬉しい限りです。

 

■特に寄付が活きたと感じた点

鳥取県内でもリース作りの先生として人気の先生をお呼びすることができました。また植物のネームプレートのクリップや、ビニール袋などの各種消耗品、会場借用費などで助けて頂きました。