SAVE JAPAN プロジェクト 2014

鳥取 とっとり・なんぶ手自然ネットワーク「サトノテ」

ブッポウソウが息づく豊かな里山の保全活動

幸せの青い鳥 ブッポウソウに会いに行こう!

■実施日:2014年7月13日(日) 10:15-12:00

■当日のおおまかなスケジュール

09:50   受付開始
10:15   開催の挨拶、本日の流れ、注意事項の伝達
10:30   各自自家用車で出発
10:45  

現地到着、観察開始
ブッポウソウの観察、解説

11:15   雨のため撤収、町立図書館2階読書室へ移動
11:30   ブッポウソウクイズとリーフレットでプチ講座、まとめ、記念撮影
12:00   解散

 

   
【巣箱からブッポウソウ】   【雨の中の青い鳥探し!】    【屋内でブッポウソウクイズ】
     
【ブッポウソウコーナー】   【集合写真】     

 

※当日の様子は「サトノテ・ブログ」でもご覧頂けます。
http://blog.zige.jp/tesizen/kiji/690000.html

■イベントを実施して

参加人数:17名(内、大人9名、子ども8名)
アンケート回答数:13件(内、大人6名、子ども7名)
満足度の平均値(%):満足 66.7%、やや満足 33.3%、どちらでもない、やや不満、不満、無回答 各0%

■参加者の感想

・ブッポウソウの姿を初めて見ることができた。(鳴き声も)生育環境などを学ぶことができた。鳥取県の自然の良さをまた1つ感じることができた。(40代女性)
・ブッポウソウの飛ぶ所を見られ、鳴き声をきけたことが満足できた事です。(40代男性)
・観察した鳥の生活を知ることができたこと。(中学生)
・ブッポウソウが繁殖できる里山環境を見ることができてよかった。(小学校5年生)
・ブッポウソウクイズが楽しかった。(小学校5年生)

 

■イベントを実施して苦労した点

 ブッポウソウの巣箱を設置し、餌運びシーズン(繁殖期)を狙って比較的見つけやすい時期を狙って日程を決めていますが、観察会の際には、必ずブッポウソウを観察できるという訳ではないことを十分理解して頂いた上でフィールドに向かいます。現場の環境を見て頂いた後、参加者の方に見つけるポイントをご案内し、一緒に双眼鏡と望遠鏡と目視で青い鳥を大捜索。今回は、到着早々に姿を確認することができ、ほっと一安心でした。

 しかし、天気予報が芳しくない状況でしたので、インターネットで雨雲レーダーの動きを見ながら、雨が抜けるスキマを狙ってのタイムテーブルに、ギリギリの時間杯分となりました。

 

■イベントを実施して良かった点

 今回は、観察ポイントに到着して間もなくブッポウソウの姿を捉えることができました。カラスへの激しいモビング行動(外敵への攻撃)や特徴的な鳴き声、巣箱のまわりを美しく飛び交う姿、正面の斜面林から観察ポイント上空を突っ切るように飛翔し、翼の白い斑紋も見ることができました。周りの環境を含めて、他の鳥の存在やブッポウソウの食べ物の話題、夫婦関係、足環による標識調査で分かったことなどを現場で解説させて頂きました。短い時間でしたが、ブッポウソウが生息している環境の中で、主役を見ながらお伝えできたことに感謝です。

 また、今回はSAVE JAPANプロジェクトの企画に初めて参加される方の割合がとても高かったので、沢山の新しいご家族様との出会いにとても嬉しく感じました。

 そして、昨年もお世話になった南部町立法勝寺図書館さんからは、屋内会場に、野鳥やブッポウソウに関する書籍を準備して頂き、参加者の方もスタッフも興味深く写真絵本や図鑑を手にとっていました。地域の施設との連携に感謝です。

 

■特に寄付が活きたと感じた点

 昨年、町内で落鳥したブッポウソウをSAVE JAPAN プロジェクトの寄付で剥製にさせて頂きました。地元の方と役場の連携によって、命が無駄にならずに、教育普及活動のための立派な教材として活用されていることをお伝えしました。また、その個体がジオロケーターという位置特定装置を装着させられ、ボルネオからやってきていることも解説させて頂き、剥製になった1羽の話題だけでも、皆さんの関心を引き寄る奥深い素材を持っていることを実感しました。

 他、企画毎に参加者の方に、南部町の里山の自然を体験して頂いた記念に、町内に生息する野生生物のポストカードをお一人一枚ずつお持ち帰り頂いていますが、今回は、ブッポウソウの生態を撮影したポストカードを多めに準備させて頂きました。こちらも寄付を活用させて頂きました。