SAVE JAPAN プロジェクト 2015

レポート

石鎚レッドカーペットを歩く part 1

2015年10月12日(月)実施
  • その他植物
  • 昆虫・その他
  • 森林

レポート

紅葉は、植物が冬に向けて準備をするプロセスです。今回は落ち葉や樹皮を観察することで、石鎚の植生、植物の特徴について学びました。

まずは紅葉の仕組みとして、植物の中の色素の種類や特徴を学び、成就社周辺に広がる森の植生について、落ち葉や木を見ながら観察しました。紅葉の時期は落ち葉が多く、普段は高い木の上にある葉も手にとって見ることができ、登山だけでなく観察にもいい季節であることを知りました。途中には森の中で静かに座り、生き物の定点観察を行って、鳥の種類について学びました。

 

当日のスケジュール

9:00  JRいよ西条駅集合、バスにて移動

9:40  石鎚山ロープウェイ乗り場到着

10:00 石鎚山ロープウェイ乗車

10:10 成就社駅から成就社に向けて出発

10:30~13:00 成就社周辺にて観察

13:00~13:50 昼食・アンケート

14:40 ロープウェイ乗車

15:30 JRいよ西条駅解散

実施内容

西日本最高峰の石鎚山には、標高1400mから1700mにかけて、ブナが生育しています。今回の観察会では、石鎚山中腹の成就社周辺で、石鎚の森の植生について学びました。

このイベントで得られたこと

紅葉の仕組みや、植物の冬支度の様子について学ぶことができました。また、定点観察で生き物が近づいてくるのをじっと待つことで、歩いて探す方法とは違った視点を得られました。




参加者の声

  • 秋の植物については知らなくて大変良かったです。(60代女性)
  • 今まであまり興味のなかった自然に目が向くようになりました。(60代女性)
  • 紅葉を美しく愛でていましたが、色素のことを初めて、面白く考えました。自然界の動植物の営みは無駄がなく美しい。(60代女性)
  • 今まで説明付のイベントは参加したことなかったので、とても楽しかった。定点観察、気持ちよかった。(30代男性)

イベント実施結果

参加者数
25
アンケート回答数
21
参加者満足度
94%
実施してよかった点
今回初参加の人も多く、これまで参加が少なかった30代の人たちにも参加してもらうことができた。
実施して苦労した点

標高1400m付近で実施するため、気温や天候が市街地と異なり、予想しにくい点。今回は曇っていたこともあり、風が吹くとかなり冷え込んだため、プログラムの内容や時間配分を一部変更する必要があった。

特に寄付が活きたと感じた点

共催する2団体からスタッフを出すことができ、通常の観察会よりも多い人数を受け入れることができた。