じっくり深める石鎚のはなし@西条
2015年11月18日(水)実施
レポート
今回は、現地での観察会では説明が難しい、石鎚山全体の環境や四国全体の環境について、グラフや写真などを使って講義形式で学んでもらった。
環境保全の取り組みになぜ調査研究が必要なのか、またその調査研究方法はどういったものかということを解説し、実際のデータや数字の推移を、グラフや表で見てもらうことで、長期間の環境の変化などを感じてもらった。
普段から観察会に参加している人にとっても、実際に目に見えるもの以外の情報から石鎚の環境について知る新しい機会になった。
当日のスケジュール
19:00 開催挨拶
19:05 西条自然学校の調査研究内容、石鎚山の環境
19:50 質疑応答
19:55 記念撮影
20:00 アンケート、解散実施内容
このイベントで得られたこと
石鎚やその周辺の村の民俗などを含め、石鎚山の自然環境や人々とのつながりについて学んだ。石鎚にたくさんの生き物がすんでいるというだけでなく、環境を保全するためには、まずそこにどんな生き物がいるかを知り、その生き物がどんな生き方をしているのかを知ることが必要であることとを教えてもらった。
参加者の声
- 石鎚山の地理、動物、植物の話を聞いて、また石鎚山に足を運びたくなりました。現地での観察会にも参加したくなりました。(20代・男性)
- 石鎚山の現状が良く分かった(40代・男性)
- 自分ができることを考える材料がいっぱいあった。(40代・女性)
- 石鎚山に関して過去から未来にわたってお話いただき、1時間の講義があっという間に終わりました。ありがとうございました。(30代・男性)
イベント実施結果
- 参加者数
- 34
- アンケート回答数
- 27
- 参加者満足度
- 77%
- 実施してよかった点
- 石鎚に登ったことがある人は多かったが、動植物に目を向けたり、それについて学んだりしたことがある人は少なく、新しい石鎚の楽しみ方と、貴重な石鎚の自然を守ることの大切さが伝えられた。
- 実施して苦労した点
- 講座形式だとどうしても現地の様子が伝わりにくくなる点。環境保全のために自分たちに何ができるかを実感してもらうためのプログラムづくり。
- 特に寄付が活きたと感じた点
愛媛県内では、講演会形式ではなかなか参加費徴収が難しく、調査研究など環境保全に必要な科学的知識や考え方を伝える機会を作ることが難しい。しかし、気軽に参加できる機会を作り、現地に足を運ぶきっかけを作ることは重要であるので、寄付が活かされた。