じっくり深める石鎚のはなし@松山
2015年11月05日(木)実施
レポート
今回は、普段なかなか石鎚に行けない方や、山には登るけれど自然観察のイベントには参加したことがない方などに、石鎚の自然や観察で分かることを知ってもらい、自然や環境に関心を持ってもらえるよう、講座形式で開催した。
観察することがなぜ環境保全につながるか、保全のためにどういった観察や調査研究をしているかなどを学び、石鎚山の特徴や、珍しい環境について教えてもらった。
質疑応答では、石鎚山周辺にかつてあった村の暮らしや林業についてなど、民俗学的な質問もあり、山の中とはまた違った視点から石鎚を知ることができた。
当日のスケジュール
18:30 開催挨拶
18:35 損保ジャパン日本興亜愛媛支店長ご挨拶
18:40 西条自然学校の調査研究内容、石鎚山の環境
19:30 質疑応答
19:50 記念撮影
20:00 アンケート、解散実施内容
このイベントで得られたこと
石鎚やその周辺の村の民俗などを含め、石鎚山の自然環境や人々とのつながりについて学んだ。石鎚にたくさんの生き物が住んでいるというだけでなく、環境を保全するためには、まずそこにどんな生き物がいるかを知り、その生き物がどんな生き方をしているのかを知ることが必要であることとを教えてもらった。
参加者の声
- 山本さんの自然に対する気持ちの深さを感じることができ、熱くなった。単純に考えるのではなく、色々なことを考えて自然に対することの大切さを学びました。(30代男性) )
- 見方を変えて登ってみたい。(30代女性)
- 身近な愛媛の動植物に関する話が聞けた(20代女性)
- 次回石鎚山に登る時に今日のお話内容を参考にして観察したいと思いました。50代女性)
イベント実施結果
- 参加者数
- 17名
- アンケート回答数
- 17
- 参加者満足度
- 94%
- 実施してよかった点
- 石鎚に登ったことがある人は多かったが、動植物に目を向けたり、それについて学んだりしたことがある人は少なく、新しい石鎚の楽しみ方と、貴重な石鎚の自然を守ることの大切さが伝えられた。
- 実施して苦労した点
- 講座形式だとどうしても現地の様子が伝わりにくくなる点。環境保全のために自分たちに何ができるかを実感してもらうためのプログラムづくり。
- 特に寄付が活きたと感じた点
愛媛県内では、講演会形式ではなかなか参加費徴収が難しく、特に講師が遠方から来る場合には会場費、交通費との収支のバランスがとれない場合が多い。しかし、気軽に参加できる機会を作り、現地に足を運ぶきっかけを作ることは重要であるので、寄付が活かされた。