トンボのすむ里地を守ろう!トンボの楽園で生き物さがし
レポート
県庁所在地から車で片道2時間の四万十市にあるトンボ自然公園。普段はなかなか訪れることがない場所に102名が集まり、野原、湿地、池、小川にすむいろいろな生き物を探すゲームなどを通して生態系について楽しく学びました。
当日のスケジュール
8:00 集合:送迎バス利用者(高知県民文化ホール前)
8:10 送迎バス出発
10:50 集合:現地集合参加者/送迎バス到着
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11:00 開 会
11:10 生き物さがしゲーム[レベル5]
12:30 昼 食
13:30 推理ゲーム・私は誰でしょう?
14:30 まとめ・閉会
15:00 終 了
現地集合参加者解散/送迎バス出発
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18:00 解散:送迎バス利用者(高知県民文化ホール前)
実施内容

●(公社)トンボを自然を考える会の野村さんよりゲームについての説明

●午前:生き物さがしゲーム[レベル5]
トンボ保護区を舞台とする、トンボ王国一押しの体験メニュー。
採集難度で5段階にランク分けされた複数の「種名カード」の中からそれぞれ1種ずつ、レベル1から順に捕まえてくるもので、一番早くレベル5までクリアしたチームが優勝。
家族単位でチームをつくり、大人もこどもも一緒になって生き物さがしを楽しみました。
優勝はレベル5の「どじょう」を捕まえたチームでした!





●午後:推理ゲーム・私は誰でしょう?
カードに書かれてある5つのヒントを頼りに、「とんぼ館」と「さかな館」に展示されている生物を探し当てるチーム対抗の屋内ゲーム。カードは発見難度で5段階にグループ分けされており、レベル1から順にクリアしていきます。早々にレベル5をクリアするチームが現れました。



●まとめ
(公社)トンボと自然を考える会の杉村代表から、いろいろなトンボの話、トンボ自然公園からみた生態系の変化についてなど、日頃は聴くことのできない話をしていただきました。

●集合写真
トンボのオブジェの前で集合写真を撮影

このイベントで得られたこと
トンボ自然公園内の生き物が年々減っており、生態系が崩れているということを参加者に伝えることができ、自分たちに何ができるのかということを考える良い機会となりました。
また、大人と子どもが一緒に一つのことに取り組むことは、日頃あまりないことなので良い体験となりました。
参加者の声
- 子どもたちと一緒に体験し、いろいろ考える機会を持てたことが嬉しかったです。(男性・40代)
- たくさんの生き物を知ることができたこと、またそれらを採取することが許されていること、親子での共感体験などは他では味わえないことだと思います。(女性・30代)
- 久しぶりに足元にじっくり目をやり、小さな生き物と触れあえました。自分の幼い頃より、すでに豊かではなくなっている地域の環境を悲しく思います。何をすべきか子どもと考えたいです。(女性・30代)
- トンボ自然公園の協力がしたいです。(小学5年生)
- トンボ自然公園がまだ続いてほしいので、外来種駆除活動をしたいです。(小学6年生)
イベント実施結果
- 参加者数
- 102名(おとな46名、こども56名)
- アンケート回答数
- 88名(おとな40名、こども48名)
- 参加者満足度
- 65%
- 実施してよかった点
・「トンボと自然を考える会」のいろいろな取り組みや抱えている問題が参加者に伝わり、子どもたちからも「活動に協力したい」、「清掃や生き物の世話をしたい」、「外来種駆除活動をしたい」などの声が聞けたことが嬉しかったです。
・ 大人と子どもが楽しく、自然に触れ、自然環境の事を考えられる楽しい1日になりました。
- 実施して苦労した点
・一番生き物が観察できるのが6月ということで梅雨の時期と重なることから、毎回天候の心配が尽きません。自然相手なので、どうしようもないことですが、一番気苦労する点です。
・3回目の実施で内容もある程度把握はしていたのですが、参加者が100名を超えるといろいろな場面でバタついてしまいます。
・トンボ自然公園は小川、池など注意をしなければいけない場所があるので、スタッフで気にかけてはいるのですが全てに目を配ることもできず、保護者や子どもに注意を促しながらの実施となることが気苦労の一つです。
- 特に寄付が活きたと感じた点
・「トンボ自然公園」は行きたいと思っても県庁所在地から往復4時間なので、なかなか行けない場所です。バス2台を借上げたことが参加者の確保につながったと考えます。
・「SAVE JAPAN プロジェクト」の統一したイメージでクオリティーの高いチラシを作成することができ、「SAVE JAPAN プロジェクト」のファンを増やすことができました。