SAVE JAPAN プロジェクト 2015

レポート

おおさんしょううお夜間観察会②

2015年09月16日(水)実施
  • 両生類

レポート

オオサンショウウオの現状を参加してくださった方々に見ていただけたことは意義深いことでした。あの、環境下においてのオオサンショウウオの未来については見透しが明るいとは言えません。人工物に囲まれたなかでオオサンショウウオは生きています。
ただ、種としてオオサンショウウオは、あの堰堤の下でも、あきらめてません。
実は人間も同じ状況に追い込まれているのではないでしょうか。完全なる滅形に近づいているのは人類かもしれません。
人なき地球でオオサンショウウオは楽園を創造し繁栄しているのではないでしょうか!
オオサンショウウオが人類の未来を語っているようでした。
種としての強さが人間にあるのか…感慨深い観察会になったと思います。

当日のスケジュール

19:30~    受付開始
        ※集まった人から、おおさんしょううおの剥製や写真集を見て説明を聞く
20:00     開会、挨拶、本日の流れの説明
20:10~    バスで移動、オリエンテーリング
20:20~21:10 オオサンショウウオの観察  
        ※3班に分かれて準備観察、体長測定、体重測定を見学
21:10~    バスで移動
21:30     閉会、解散

実施内容

▼受付までの待ち時間におおさんしょううおの説明



▼損保ジャパン日本興亜の佐藤さんから出資の経緯についての説明など挨拶



▼そんなに遠くはないですが近隣住民に配慮しバスでの移動



▼3班に分かれて、順番に観察


▼みなさん野生のオオサンショウウオをご自分で撮影


▼今回はいっぺんに3匹に遭遇。そのうちの2匹



▼追跡チップを専用機械で入っているか確認


▼体長を専門家指導の下、みなさんで計測



▼体重を専門家指導の下、みなさんで計測



▼参加者全員で記念撮影



このイベントで得られたこと

第一回のイベントで、スタッフの一体感が得られました。

参加者の声

  • おおさんしょううおに会えたことが楽しかった。(小学3年生)
  • オオサンショウウオが観察できた。計測の様子など、専門家が一緒だったので、知識、興味が深まりました。(30代男性)
  • 普段見られない生物を間近で見ることができた。(30代男性)

イベント実施結果

参加者数
25名
参加者満足度
94%
実施してよかった点
 今回のイベントで一番良かった点は参加したみなさんが子供も大人も含め、野生のオオサンショウウオを見ることに本当に興奮して、楽しんでいただけたことです。 アンケートの満足度の項目も非常に高い評価を頂いてうれしく思います。
今回楽しんでいただけたことで、少しでもオオサンショウウオの生態に興味を持って頂き環境保全のことを少しでも考えて頂くきっかけになればと思いました。
実施して苦労した点
山陰は弁当忘れても傘忘れるなの格言、天候には苦労しました。
特に寄付が活きたと感じた点
安全に自然環境と稀少生物の現在を体感していただくことができました。