SAVE JAPAN プロジェクト 2015

レポート

オオサンショウウオはみんなの近くに住んでいる

2015年11月08日(日)実施
  • 両生類

レポート

河川の護岸工事などにより自然な環境において巣穴に適した場所を見つけれなくなった、オオサンショウウオ。
 巣穴を人工的に作りオオサンショウウオが休憩や退避に使用し繁殖にも使用してくれたら…理想的です。
ただ、現実には、なかなかオオサンショウウオが人工巣穴を気に入ってはくれないようです。今回、観察した人工巣穴もオオサンショウウオの姿はありませんでした。
 人工巣穴の上には「大山椒魚橋」という名の橋がかかってます。その橋の上で講師の岡田先生より人工巣穴の現実とあり方、また、南部町の観察した人工巣穴にオオサンショウウオが興味を持ち入ってくるための改良点などを話していただいたことは非常に意義深いことでした。参加者の方々もフィールドでの活動を大切にされる岡田先生の話しを興味深く聞かれているようでした。
 人工巣穴の周辺の生き物も採集し、実際にオオサンショウウオの住む川の生き物に触れ里山の自然環境をより身近に感じれたことは参加された子供さんたちにとっても楽しい思い出になり、未来へと繋がっていくと思います。

当日のスケジュール

10時30分 受付開始         

11時00分 開会、諸注意説明   

11時10分 バス移動         

11時30分 午前の部~巣穴観察・水辺の生き物観察    

12時30分 アンケート・昼食

13時30分 午後の部~岡田先生によるおおさんしょううおについての講演

15時00分 閉会、解散

実施内容

1 南部町天萬庁舎に場所をご提供いただきました 


2 受付を準備 


▼3 記念撮影 


▼4 バスで移動 


▼5 岡田先生解説の元、巣穴観察 


▼6 オオサンショウウオの住む川で生き物採集


▼7  捕獲した生き物をみなさんにご覧いただきました。


▼8 帰りのバス移動でもクイズを交えてオオサンショウウオ等の解説。


▼9 講演前にみなさんにいろいろな資料をご覧いただきました。


▼10 岡田先生の講演は大変好評でした。

このイベントで得られたこと

 教育委員会など公的な役所などに大山・オオサンショウウオの会の活動を認知していただけたこと、参加者の方にもオオサンショウウオや自然環境についての知識と興味を持っていただく機会を提供できたことです。

参加者の声

  • とても丁寧な解説で道中も楽しく過ごせました。オオサンショウウオがすごく身近な存在であると感じることができました。(20代女性)
  • 魚など川の生き物をみたのが楽しかった。(子ども)

イベント実施結果

参加者数
27
アンケート回答数
27
参加者満足度
95%
実施してよかった点
オオサンショウウオの研究において第一人者といえる講師の方から実際にフィールドで解説していただけたことは参加者にとっても大山・オオサンショウウオの会にとっても有意義であった。
実施して苦労した点
学術的な要素もありイベントが専門的な内容と思われた部分もあったと思われます。実際は子供さんから大人の方まで楽しめる内容だったので、ご家族での参加者の方に配慮した広報がもう少しできていたらと思います。イベント内容を精査し広報についても検討するなど今後の課題も見つかりました。
特に寄付が活きたと感じた点
やはり、業界でも著名であり、真摯にオオサンショウウオを研究し自然環境にも造詣が深い岡田先生に講師を依頼できたことです。