SAVE JAPAN プロジェクト 2015

レポート

かすみさんしょううお観察会PART2~南部町編~

2016年01月31日(日)実施
  • 両生類

レポート

今回の観察場所は山からの湧き水が溜まる木々の間などです。
現地で岩田講師がカスミサンショウウオの生態と観察場所の解説をされました。
寒いなかでしたが参加者の方々が熱心に傾聴される姿は印象的でした。
雪解け水が増えてカスミサンショウウオの成体は残念ながら見つけることはできませんでした。卵塊については多数確認し実際に採集し講師の方に解説していただきました。子供達もアミを持って一生懸命に採集しようとしていました。
観察会の最後に岩田講師が成体は非常に泳ぎが上手く早いので増水の影響で採集できなかったと話されましたが、それも含めてカスミサンショウウオという希少種を知る良い観察会になったと思います。
里山という自然環境を大切にする心が育めたのではないでしょうか

当日のスケジュール

13時30分 受付開始
14時00分 開会・主催者あいさつ
14時10分 事前学習会開始
14時30分 事前学習会終了・移動開始
14時45分 観察会場到着・現地説明開始
14時50分 観察会開始
15時30分 観察会終了・移動
15時45分 解散場所到着・アンケート記入
16時00分 閉会・解散

実施内容

1.観察の前にみなさんにカスミサンショウウオについて説明させていただきました


2.出発前に全体で撮影


3.カスミサンショウウオの資料を待ち時間でご覧いただきました


4.バスと徒歩で移動


5.里山の中の池で観察です


6.カスミサンショウウオの卵塊


7.卵塊を実際に触っていただきました


8.網ですくうとエビなどの生き物も発見


9.会場に戻ってアンケート記入


10.本日は現場で成体を発見出来ませんでしたので、飼育個体しているカスミサンショウウオをご覧いただきました

このイベントで得られたこと

参加者のかたにカスミサンショウウオという希少種の生態を知っていただき、里山という身近な自然の尊さを感じていただけたことです。

参加者の声

  • まだ見たことのないカスミサンショウウオを探すのが楽しかった(小学4年生)
  • たまごをさわるのがたのしかった。(幼児)
  • 身近なところにカスミサンショウウオの生息地があることに感動しました。(10代男性)
  • カスミサンショウウオの卵を見るのが初めてだった。スタッフが熱心で話も良かった。(60代女性)
  • 希少生物の生態について、考えるきっかけとなったし、里山に入ること自体が楽しかったです。カスミサンショウウオの成体に出会えたらもっと楽しかったかな? (50代女性)

イベント実施結果

参加者数
31
アンケート回答数
27
参加者満足度
87%
実施してよかった点
寒い時期ですが、多くの方に参加していただけたことです。
家族で参加された方も多く親子で熱心に観察されて里山の自然環境に興味をもっていただけたことは良かったと思います。
実施して苦労した点
子供さんも多く参加されていたので、バスから降りて観察場所への移動や観察を安全に行うことです。
スタッフが注意深く参加者を見守ることが必要でした。
特に寄付が活きたと感じた点
寒い時期なので受け付けと事前説明の会場が必要でした。移動についてもバスが必要であり、観察中に身体が冷え寒くなった参加者の方がいれば避難場所としてバスを活用する予定でした。会場とバスを確保できたことは寄付が生きたと思います。