SAVE JAPAN プロジェクト 2017-2018

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SAVE JAPAN プロジェクト 全国事務局ブログ

地域の生物や植物に感謝する~釣り大会!から学ぶアメリカザリガニの脅威~

SAVE JAPANプロジェクトは、地域のNPOと損保ジャパン日本興亜が希少生物種をテーマに連携して実施している体験型イベントです(プロジェクト概要の説明はこちらから)。

このプロジェクトは、今まで参加したことがない人にもわかりやすく、楽しく学んでいただくために様々な取り組みが行われています。今回外来種の内容でお届けするのは2回目ですが、外来種が在来種を脅かす、それを「食」以外でも「遊び」からも実体験してもらう、そんな切り口から、地域の事例を紹介したいと思います。


【会場となった、福井県越前市にて。美しい風景が拡がっています。】

例えば、福井では、アメリカザリガニが大量に発生しているために、アベサンショウウオやトンボの幼虫ヤゴが減少していますが、こうした実態を知ってもらうために、「アメリカザリガニ捕獲大作戦」を実施しました。地元の人の手作りの竹竿を受取って、"するめ"を餌に、ザリガニ釣りを開始。


【子どもだけではなく、大人も楽しみました!】



【写真では納まりきれませんが、こんなに沢山のアメリカザリガニがいるんですね・・・】


【アメリカザリガニと日本ザリガニの簡単な見分け方、アメリカザリガニは「赤い」です。※右のアメリカザリガニはドロまみれのため見えづらいですが、「赤い」ですよ】

約1時間で、3か所のため池から870匹ものアメリカザリガニが釣れました。
グループごとに分かれて、どのグループが沢山釣れたか競うのですが、最後には、「ため池釣り師トップ賞」の発表も用意されていました。

【参加者も、表彰式が用意されているなんて思わなかったので、びっくり。どきどきしながら表彰されつつも、終了後は誇らしげな表情に。】

参加者からは、「昭和初期に、わずか20匹持ち込まれたアメリカザリガニが、瞬く間に全国に広がった事。外来種の繁殖力の強さ、影響力の大きさが実感できた(男性・30代)」や、「子どもと一緒に何かを取り組む体験が新鮮でした(女性・40代)」などの声をいただきました。


【みんなで集合写真!参加者は約110名!】

地域にはこのような外来種の影響により、「昔、当たり前にいた生物」が減少している実態があり、"釣り"などの親子で一緒に楽しめるイベントを通じて、環境保全に取り組む活動が全国で展開されています。

事務局として何よりも印象的だったのが、人前に出ることに気恥ずかしさもありながら誇らしげに表彰状を受け取る子どもの様子。こんな場面って、日常的にあまりないからこそ、子どもにとって「特別な瞬間」だったりします。この「特別な瞬間」「忘れられない思い出」が多くの人にも体験できるとよいな思いました。