見て・摘んで・食べて里山五感体験!
2018年05月27日(日)実施
レポート
兵庫県丹波市にある与戸地域のハイキングコース(約1km)を舞台に、山菜や虫が「その里山にいる・自生している」ことを知るきっかけとなるハイキングイベントを実施しました。地元住民の参加者には、自分たちが暮らす地域の里山に「足を踏み入れる経験」、それ以外の地域からの参加者には、自然の恵みを体で実感していただくイベントとなりました。
当日のスケジュール
10:00~10:15 開催のあいさつ
10:15~11:30 ハイキング(里山のハイキングコース1km)
11:30~11:50 昼食のための山菜採り
11:50~12:50 昼食
13:00 解散
10:15~11:30 ハイキング(里山のハイキングコース1km)
11:30~11:50 昼食のための山菜採り
11:50~12:50 昼食
13:00 解散
実施内容
【開催のあいさつ】
「SAVE JAPANプロジェクト」の趣旨説明や今回のイベントについて説明しました。
▲ご協賛いただいている損保ジャパン日本興亜株式会社兵庫支店の橋本様より、SAVE JAPANプロジェクトの趣旨をご説明いただきました。
▲本プロジェクトの共催団体である「丹波市美和地区自治振興会」会長の渕上さんからご挨拶をいただきました。
【ハイキング開始!】
案内役の「森の都研究所」の宮川さんを先頭に、植物や虫のレクチャーを交えながら山頂(展望台)を経由して、ハイキングをしました。親子参加向けに、スタンプラリーやコース内のいたるところにクイズを設けました。
▲急こう配なコースで、大人はヘロヘロ、子どもは走り回っていました。
▲クイズがいたるところにあります。さあ答えはなんでしょうか?(正解は下へ)
▲頂上にある展望台からパシャリ!若干かすんでいますが見晴らしの良い景色です。
【みんなでお昼ご飯】
ハイキングコースのふもとにあるテニスコートの土手に、ヨモギやぺんぺん草などが自生しています。それをなんと天ぷらにしました!参加者みんなで山菜を採って、みんなで天ぷら調理。素朴でとてもおいしいです!
▲みんなで天ぷら調理!
※クイズの答え(トゲのあとでした!)
「SAVE JAPANプロジェクト」の趣旨説明や今回のイベントについて説明しました。
▲ご協賛いただいている損保ジャパン日本興亜株式会社兵庫支店の橋本様より、SAVE JAPANプロジェクトの趣旨をご説明いただきました。
▲本プロジェクトの共催団体である「丹波市美和地区自治振興会」会長の渕上さんからご挨拶をいただきました。
【ハイキング開始!】
案内役の「森の都研究所」の宮川さんを先頭に、植物や虫のレクチャーを交えながら山頂(展望台)を経由して、ハイキングをしました。親子参加向けに、スタンプラリーやコース内のいたるところにクイズを設けました。
▲急こう配なコースで、大人はヘロヘロ、子どもは走り回っていました。
▲クイズがいたるところにあります。さあ答えはなんでしょうか?(正解は下へ)
▲頂上にある展望台からパシャリ!若干かすんでいますが見晴らしの良い景色です。
【みんなでお昼ご飯】
ハイキングコースのふもとにあるテニスコートの土手に、ヨモギやぺんぺん草などが自生しています。それをなんと天ぷらにしました!参加者みんなで山菜を採って、みんなで天ぷら調理。素朴でとてもおいしいです!
▲みんなで天ぷら調理!
※クイズの答え(トゲのあとでした!)
このイベントで得られたこと
地元にお住まいの男性(小学生のお父さん)にお話しを聞いたところ、「学校からは(勝手に)山に入ってはいけないと言われるので、山が近くにあるのに中々入ることがない」と話されました。地元の方でも身近なようで身近ではない山であることが分かります。また、今回の舞台である丹波市だけでなく、全国でも同じ現象が起きているのではないかと容易に想像できます。地域で山と人が共生していくためには、「山に入るきっかけ」が必要で、きっかけづくりを重ねることでいつしか恒常的な活動につながる仕組みが必要なのだと思います。
参加者の声
- 自然の中で気持ちよく過ごせてよかった。(30代/女性)
- 地元のことを少し理解したように思う。(70代/女性)
- スタンプラリーと講師の方の解説で木の名前や山菜に詳しくなれた。(40代/女性)
- いろんな生きものを見つけて楽しかった。山に登って楽しかった。(小学生)
- 子どもが参加しやすいイベントに手軽に自然に触れることができるいいイベントだと思います。(50代/男性)
イベント実施結果
- 参加者数
- 23
- アンケート回答数
- 20
- 参加者満足度
- 71%
- 実施してよかった点
-
農村部の自治会の力を引き出したうえで、世代間交流を含む、自然環境教育を実施したことが重要なポイントです。
里山を守る立場にある農村部だからこそ知る、虫の方言名や昔の里山遊びについて、里山保全活動の担い手である次世代(もしくは次々世代)に伝えることを意識したプログラムでした。
今回のイベントでは、準備段階から地元の自治振興会のみなさんに関わっていただいたことこそが、今後に活かされると感じ取れて良かったと思います。 - 実施して苦労した点
- 今回のイベントでは、地元住民の方に多く参加していただきたかったのですが、天候不順により自治会の行事や仕事がイベント当日に重なってしまう、という経緯がありました。また、イベント開催に至るまでの打ち合わせはメールや電話で行うことが多く、顔を合わせての会議は2回のみでした。このように、各団体の意思を空中戦で把握する難しさがありました。マルチステークホルダーでイベントを実施するが故に、調整の難しさを感じたイベントです。
- 特に寄付が活きたと感じた点
- 今回の舞台となった「ハイキングコース」は、2014年の豪雨災害で崩れてしまい、ハイキングコース復活に向けて地元自治会のみなさんを中心に、復旧活動をされていました。今回、イベント開催に向けて、ハイキングコースの整備を実施しました。その整備に必要な工具類(チェーンソーなど)は一式を揃えると高額になるため、それらを揃えられたことにご寄付が活きていると感じました。
- 主催・共催
- 共催
森の都研究所・丹波市美和地区自治振興会・丹波グリーンパートナー・丹波市木の駅実行委員会・大阪自然史センター・大阪ボランティア協会 - 協力・後援等
- 日本NPOセンター
- 協賛
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社