SAVE JAPAN プロジェクト 2017-2018

春日山原始林の魅力と保全の重要性について理解を深める

活動内容

複数の団体・行政・事業者と協働し、奈良の玄関口から徒歩で行ける場所にある貴重な照葉樹林の残る春日山原始林をまずは知ってもらい、守りはぐくむため、単なる観察会ではなく、参加者が主体的に体験するアクティビティを取り入れて、春日山原始林の魅力を体験してもらいつつ、現状について訴え保全の必要性等春日山原始林の貴重な照葉樹林を含む奈良公園一帯の自然環境への理解を深める工夫をする。

1. 春日山原始林を考えるシンポジウム及びガイドツアー

春日山原始林について「自然」の視点だけでなく、文化的な背景も含め現在抱えている問題を整理し、行政、研究者、教育、そして市民活動それぞれの立場から「未来へつないでいくために必要なこと」を共有する。また、実際に春日山原始林を歩く機会を提供し、原始林の現状と価値への理解を促す。

2. 春日山自然学校プロジェクト(アースデイ奈良と協力)

毎年奈良公園にて開催している「アースデイ奈良」において、春日山原始林を含む奈良公園をフィールドに「身近にある貴重な自然について気づく」きっかけ作りを行う。春日山原始林から奈良公園平坦部にかけての緑地帯が都市に隣接する場において非常に貴重であることを意識させるため、奈良公園をフィールドに活動する団体と連携し、ファミリーからシニアまで幅広い年代で自然を楽しめるプログラムを実施する。

一言アピール

春日山原始林には、人と自然の関係性について考える様々な課題が横たわっています。 貴重な自然を未来へつなぐために多くの方にこの課題に関心をもっていただくことが はじめの一歩だと思っています。

活動時期

2月 春日山原始林を考えるシンポジウム及びガイドツアー
4月 春日山自然学校プロジェクト(アースデイ奈良と協力)

対象となる希少生物種

特別天然記念物 春日山原始林(都市に隣接した約300haの照葉樹林が残る森林)
モリアオガエル、ヒメハルゼミ、カスミサンショウウオ等

実施団体プロフィール

春日山原始林を未来へつなぐ会

特別天然記念物・貴重な照葉樹林で世界文化遺産「古都奈良の文化財」の一つ、春日山原始林を守り育み未来世代へつないでいくことを目的に保全活動や普及啓発活動に取り組んでいます。

春日山原始林を未来へつなぐ会

〒631-0032
奈良県奈良市あやめ池北3丁目12-27
Tel. 0742-49-6730
Fax. 0742-49-6730
E-mail: kasugatsunagu@gmail.com
担当: 杉山拓次

特定非営利活動法人 奈良NPOセンター

奈良NPOセンターは、2001年の設立以来、奈良をもっと元気に、より良い社会にしていこうとする活動を応援しています。
さまざまな社会問題の解決に関わる人々、NPOなどの活動分野は環境・子育て・若者自立支援・国際理解・まちづくり・福祉など、多岐にわたりますが、NPO間のつながりを重視しながら、行政・企業・大学・地域コミュニティなどとも協力し、一人ひとりが主体的に参画できる新しい社会づくりを目指しています。

特定非営利活動法人 奈良NPOセンター

〒630-8223 
奈良県奈良市角振新屋町8 ASACOMビル 2F
Tel. 0742-20-5027
Fax. 0742-20-5028
E-mail: sjnaranpo@gmail.com
担当: 北浦由香