SAVE JAPAN プロジェクト 2017-2018

レポート

十湖池フェスティバル

2018年04月29日(日)実施
  • 市街地・公園
  • 昆虫・その他

レポート

当日は晴天に恵まれ、気温も快適で、絶好のイベント日和でした。
今までの積み重ねで十湖池の知名度が地元で十分浸透していたこともあり、参加者111名+スタッフ21名の総計132名の過去最高記録となりました。
内容も、ビオトープを維持して来訪者を待つだけの状態から、NPO法人化して、イベントを行い、積極的に来訪者を増やす方向に舵を切った3年前より、試行錯誤を重ね、経験を蓄積して洗練されたものとなり、運営もかなりスムーズになったと思います。

昨年度より、春に子供たちに自分の名札とともにサツマイモの苗を植えてもらい、秋に自分のサツマイモを収穫して焼き芋にして食べる企画を創案して人気を博しています。松ぼっくり工作も大いに喜ばれました。
ホタルの幼虫を放流することを企画したのですが、勉強不足でホタルの幼虫は既に上陸していたとのことで、仕方なく餌となるカワニナを放流してもらい、大いに反省した次第です。
昨夏に放流したカワバタモロコは、無事に繁殖出来たことを確認でき、非常に嬉しい成果でした。

当日のスケジュール

9:00  受付開始
9:30  開会式、紹介&挨拶
9:50  環境かみしばい
10:00  サツマイモの苗植え
10:40  ホタル説明、カワニナ放流
11:00  休憩、マシュマロ焼き
11:10  松ぼっくりクラフト
11:55  閉会式
12:00  カブトムシ掘り

実施内容

・環境かみしばい
「子どもにもわかる生物多様性」の話でしたが、小さな子には難しかったかも(汗)。
自然の中でいっぱい遊んで、生きものに親しんでくださいね。
かみしばい1

・サツマイモの苗植え
縦に植えると、一番下の茎にしか芋がつかないので、茎を寝かせる「船底植え」で植えます。
名札をつけて秋に収穫します。植えたのは「紅あずま」です。
サツマイモ サツマイモ2

・ホタル説明、カワニナ放流
ホタルの一生について説明してから、ホタルの餌となるカワニナを一人2~3匹、園内の水路に放流しました。
カワニナ1 カワニナ2

・マシュマロ焼き
炭火でマシュマロを焼いて食べました。こんがりと上手に焼くことができたかな?
マシュマロ1 マシュマロ2

・松ぼっくりクラフト
まつぼっくりに飾りをつけたり、色を塗ったり。メッセージカードを書いて、母の日のプレゼントに。
まつぼっくり1 まつぼっくり2


・カブトムシ掘り
園内の堆肥置き場で、カブトムシの幼虫を掘りました。

かぶとむし

 

このイベントで得られたこと

子供たちの輝く笑顔をたくさん見ることが出来、他では得られない充実感を得ることが出来ました。

参加者の声

  • 子どもたちと共に、自然にふれて楽しめた。環境保全について考えるよいきっかけとなった。
  • なかなか自然に触れ合うことがないので、子ども達はとても楽しそうでした。
  • いつも楽しいイベントを企画してくださってありがとうございます。生き物大好きな息子が大喜びです。
  • 初めて参加しましたが、所々何をしていいか分からない時間があり、少し不安でした。
  • イベントは楽しかったが、参加人数に対しての人員や物品が不足していた。

イベント実施結果

参加者数
132名(子ども66名、保護者45名、大学生2名、高校生8名、高校生引率2名、会員・スタッフ9名)
アンケート回答数
51(大人30名、子ども21名)
参加者満足度
50%
実施してよかった点
ささやかでも、子供たちと保護者に農業体験と自然体験をさせることができ、絶滅危惧種についてなど、環境保護について考えるきっかけを作ることが出来たのは、貴重な教育の機会を提供できたものと思いますし、世の中への貢献は大きいと確信します。
実施して苦労した点
・松ぼっくり工作でスタッフ不足が露呈し、会場の狭さ、イモ畑をこれ以上広げられない等の事情より、集客数はこのぐらいが上限であると思われました。今後は集客数を増やすことから、スタッフの増員と、活動内容のレベルアップに努力の方向を向けて行くべきと考えます。
・会場は「ビオトープ」ですので、普段の除草等の維持管理の苦労は並大抵ではありません。イモ畑の準備等、事前の準備もなかなか大変です。
・ボランティア集めも大変で、イベントが危険な綱渡り状態で実施されていることは今後非常に危惧されます。安定して参加してくれるボランティアの確保が喫緊の課題です。
一方で、会長の教え子等の大学生が2名、初めて参加してくれたのは、今後の明るい材料です。ぜひ大学生も増やしたいです。

特に寄付が活きたと感じた点
無料で保険をかけていただけたのは、目には見えませんがとても大きな安心でした。
今後は、
・物置の容量が限界なので、1個中古で買うことで、道具の出し入れがスムーズになるはず。
・スタッフ用ビブスを作り、これで誰がスタッフかすぐ分かることで、参加者が質問しやすくなり、イベントが本格的になってカッコ良くなり、ますます地元の信頼アップにつながるものと期待します。
主催・共催
主催:NPO法人 浜松市東区の自然と文化を残そう会

共催:認定NPO法人 浜松NPOネットワークセンター
協力・後援等
協力:認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
協賛
損害保険ジャパン日本興亜株式会社