SAVE JAPAN プロジェクト 2017-2018

レポート

国蝶オオムラサキの棲む里山体験 ~里山のチョウ観察会~

2018年07月14日(土)実施
  • 昆虫・その他
  • 里山

レポート

当日のスケジュール

9:50- 座学(北杜市オオムラサキセンター映像室)
10:30 ① オオムラサキの観察(北杜市オオムラサキセンター生態観察施設びばりうむ)、② 里山の昆虫の観察(北杜市オオムラサキセンターオオムラサキ自然公園)
※参加者を2組に分けて、①、②をローテーション
-11:50 終了

実施内容

前半の座学では、国蝶オオムラサキの生態や、オオムラサキの棲む里山について学びました。

生態観察施設びばりうむで、生きたオオムラサキの成虫、サナギ、幼虫、卵を間近で観察しました。成虫は樹液を美味しそうに舐めていました。

生態観察施設でオオムラサキの観察をした後、自然公園で昆虫採集をしました。カブトムシ、トンボ、バッタなどを観察し、里山環境には沢山の生き物が暮らしていることを実感しました。また、野生のオオムラサキとも出会うことが出来ました。


自然公園で美しいルリボシカミキリと出会いました。樹液を舐めたり、薪に産卵する里山のカミキリムシです。一部の県では絶滅危惧種に指定されています。



最後に記念撮影。参加者の皆様、お疲れさまでした!

このイベントで得られたこと

国蝶オオムラサキの観察をとおして、昆虫の美しさや、完全変態の面白さを学びました。また野外観察会では、草原、ため池、雑木林などの環境がぎゅっと詰まった里山環境で、生物多様性を体感し、子ども達に環境保全の大切さを知っていただきました。

参加者の声

  • 里山を実際歩いて虫の生態を間近で見ることができ子供にとっても生き物の大切さや里山の保全の大切さを学ぶことができ貴重な体験となりました。(女性/30代)
  • 実際にオオムラサキの幼虫や成虫を見ることが出来た。説明も分かりやすかった。(男性/30代)
  • 美しい色の昆虫類にとても興味があるので、とても楽しく充実した時間になりました。(女性/60代)
  • 情操教育によい。(男性/40代)

イベント実施結果

参加者数
大人(中学生以上)33名、子ども(小学校6年生以下)13名、計46名
アンケート回答数
大人14名、子ども12名、計27名
参加者満足度
93%
実施してよかった点
・野生のオオムラサキ、カブトムシ、トンボ類など、普段は出会えない昆虫たちと触れ合い、子ども達の生き生きした姿が見られた事。
・大人もオオムラサキの卵、幼虫、成虫の成長段階に興味を持っていただき、子どもから大人まで楽しめるイベントになった点。
実施して苦労した点
・当日は猛暑で、熱中症対策として、野外観察の時間短縮、こまめな水分補給を行った。
特に寄付が活きたと感じた点
・助成をいただいて、虫取り網や観察容器を購入することが出来、充実した野外観察を行うことが出来た。

メディア掲載

2018年8月1日:八ヶ岳ジャーナル(掲載確認済)

主催・共催
主催:特定非営利活動法人 自然とオオムラサキに親しむ会
共催:公益社団法人日本環境教育フォーラム
協力・後援等
協力:認定特定非営利活動法人日本NPOセンター

協賛
損害保険ジャパン日本興亜株式会社