SAVE JAPAN プロジェクト 2013

広島 西中国山地自然史研究会

私たちのすぐ近く、ひろしまの素敵な生き物の世界を再発見!2013

サツキマス保全の試み~産卵床作り~

 

■イベントの実施日:2013年9月28日(土)


■実施場所:広島県山県郡北広島町の山あいの川


■当日の大まかなタイムスケジュール

09:00 開会あいさつ・ガイダンス(場所:八幡高原センター)
09:45 講師による「サツキマスについて」のレクチャー(講師:内藤順一 氏)
10:45 サツキマス産卵場所に移動し、3グループに分かれて準備開始
11:00 グループごとに産卵床作りを実施
12:00 まとめ・ふりかえり
12:30 希望者は「高原の自然館」に入館
 

 

 開会あいさつ・ガイダンス
(損保ジャパン・日本NPOセンター・ひろしまNPOセンター・
西中国山地自然史研究会よりあいさつ)

 

 
 講師によるレクチャー
(サツキマスについて、スライドや映像などで説明)

 

 
 バスで移動後、グループ分け
(3つある活動場所で、スタッフ指導のもと実施)

 

 川底の整備
(大きな石を取り除き産卵しやすい環境づくり)

 

河川の上にテグスを張る作業
(サツキマスを捕食してしまうアオサギを防止 
※温暖化の影響で飛来するようになったため)

 

完成
(2週間後には多くのサツキマスが産卵できることでしょう)

 

■イベントを実施して

・参加者数:12名
・アンケート回答数:9名
・満足度の平均値:100.0%


■参加者の感想

・短い時間で楽しかったです。(20代・男性)
・少しでもサツキマスの保全にかかわれたこと。(60代・女性)
・普段接する機会のない魚の生態について、しっかりと知ることができた。(30代・男性)
・大きな石を運ぶのがたのしい(7歳)


■イベントを実施して苦労した点

・活動場所である川の上流部で河川工事が行われており、川が濁って活動できる状況ではないと実施日の一週間前に判明し、急きょ関係者へ連絡し活動場所の変更を図ったこと。


■イベントを実施手良かった点

・SAVE JAPANプロジェクトの広島県での開催にあたり、ご尽力いただいている損保ジャパン 広島支店/日本興亜損保 広島支店より、本プロジェクト(広島県担当)の代表の方にお越しいただけたことは、さらなる連携づくりに役立つ機会となった。
・サツキマスの産卵に適当な環境はどのようなものか説明した後すぐに川での活動だったので、参加者の理解度も高く産卵床作りがスムーズに行うことができた。
・数日間後、実際にサツキマスの産卵を迎える場所であるため(数匹の個体を確認できたこともあり)、保全に対する達成感が高かった。


■特に寄付が活きたと感じた点

・会場費や講師料、保険加入費、備品購入費の負担がなく活動ができたこと。