SAVE JAPAN プロジェクト 2013

北海道 カラカネイトトンボを守る会 あいあい自然ネットワーク

カラカネイトトンボが飛び交う湿原を未来の子どもたちへ

石狩湿原ウォーク



■タイムテーブル
9:30  受付開始
10:00 開会式
10:15 ウォーク開始
11:30 給水・トイレ(トンボの学校にて)                    
12:00 給水(石狩川にて)
12:30 篠路福移湿原到着、バス乗車                      
12:40 地区センター到着、昼食、振り返り(アンケート記入)

■イベント概要

自然いっぱいの中を出発です。

左手に茨戸川(上部湖盆)が見えます。しばらく歩くと、カラカネイトトンボを守る会が造成したビオトープ「とんぼの学校」が見えてきます。2006年に作ったカワセミの営巣場所も見ることができました。 

「とんぼの学校」給水・トイレポイントです。ビオトープの説明と茨戸川など札幌に残る自然環境についてお話がありました。茨戸川でワカサギ漁がおこなわれているなんてびっくり!

ゴール地点:篠路福移湿原
スタッフが捕まえたカラカネイトトンボが待っていました。細くてきれいなトンボでした。初めて見たという方がほとんどだったので、写真撮影会状態でした。 (捕まえたカラカネイトトンボは観察後すぐに離しました。)

目的地到着後、オプションで30名ほどで篠路福移湿原内のカラカネイトトンボを守る会保有の土地を見に道なき道を行きました。モウセンゴケやアオヤンマなどを見ることができました。

昼食を食べながら振り返りを行いました。後援企業・団体、教育大の学生、高校生、中学生、スタッフなどが感想を発表しました。会場にはカラカネイトトンボを守る会が行うイベント、篠路福移湿原の保全・保護活動の写真、高校の生物部が撮った希少生物の写真や研究発表がパネル展示されていました。

参加人数 大人89名、こども3名(未就学児1名)アンケート回答者数 75名(大人73名、こども2名) 
満足89% やや満足7% どちらでもない3% 無回答1%(大人のみ集計) 

 

■参加者感想
・札幌市にある自然を再確認し、カラカネイトトンボを見れた(60代男性)
・様々な景色を見ることができ、身近な自然もたくさん感じることが出来た(20代女性)
・普段通学しているあいの里にこれほど多くの自然があることに感動した(20代男性)
・地元の環境保全に少しでも役立つことを意識できた(30代男性)
・楽しかったし、カラカネイトトンボを見ることもできたし、昼ごはんもおいしかったし、また来たい!と思いました。(10代女性)
・地域の特徴的な環境についての説明があり、わかりやすかった。給水や緊急時対応等の準備が徹底しており、安心して参加できた。(50代女性)
・話をしながら、あるいたことがたのしかった(9歳)

 

■イベントを実施して苦労した点
暑い日に長距離を歩くいうことで、給水と救護体制には気を配りました。(幸い全員完歩できました)
範囲が広かったので、後片付けが大変でした。(後援企業の方々が総出で手伝ってくれました。)
湿原保護のため参加者には、散らばって歩いてほしい部分と、希少生物を踏まないように並んで歩いてほしい部分があったが、それを伝えるのはなかなか難しかったです。

 

■イベントを実施して良かった点
あらゆる分野、年代から多くの方が参加していただき、札幌の身近な自然を体感していただいたと思います。「札幌にある自然を再確認できた」「トンボを守ることが他の動植物を守ることにつながるのだとわかった」などの感想も聞かれ、篠路福移湿原のナショナルトラスト運動も広く理解していただく機会にもなりました。

 

■特に寄付が活きたと感じた点
参加者が自己負担なく参加できたため、以前から団体の活動に関わってくれている方々以外のたくさんの方々に参加していただけました。また、チラシ、ポスターをしっかりしたものにできたので、広く活動を知ってもらえました。