SAVE JAPAN プロジェクト 2013

熊本 水と緑いきものネットワークくまもと

身近な有明海でスナメリとムツゴロウム、身近な森のいきものムササビを観察してみよう

スナメリとハクセンシオマネキの観察会

■イベント実施日:2013年9月7日(土)

■会場:三角湾及び永浦島(熊本県上天草市)

■当日のスケジュール

09:00 集合・バスで移動
10:30 ヨット乗船後スナメリ観察クルージング
13:00 ロッジにて海の生きもの学習会
15:30 永浦島でのハクセンシオマネキ観察会
16:30 終了後・バスで移動、解散



■当日の様子

初めてのヨットに興味津々
130907_rep02 いよいよスナメリ観察のクルージングへ出航
いよいよスナメリが観察できる三角湾から湯島にかけてクルージングです。エンジンの音も無い静かな中ですので、クルーの方からヨットの操舵も説明がありました。しかし、お目当てのスナメリを発見できず残念でした。
130907_rep03 船上からスナメリを探しています
130907_rep04 スナメリが見つからず帰港へ
130907_rep05 帰港後のヨットハーバーは大賑わい
しかし、それも想定済みで、実施団体の「水と緑いきものネットワーク」の理事長の歌岡先生がスナメリの実物大の模型と有明海に生息する生きものを使って、整体と食物連鎖について判りやすく講演をしていただきました。
130907_rep06 スナメリ模型と食べ物を使った学習
昼食も済み、次の観察はハクセンシオマネキです。同じ上天草市内ですのでバスで30分ほど移動して永浦島の干潟に到着です。
130907_rep07 ハクセンシオマネキは静かに観察
熊本大学の学生さん達もハクセンシオマネキのフィールドワークを行っていたので、少し離れたところからの観察になりましたが、大きなハサミを振りかざす姿も観察でき、干潟で子どもたちは泥んこになりながらその他のカニを追っかけて頼んでいました。
130907_rep08 ここでは干潟の機能について学習
130907_rep09 見づらいですが真ん中にハクセンシオマネキがいます
130907_rep10 ご参加いただいた皆さんの集合写真です
ケガも事故も無く有明海に棲む貴重な生きものを観察でき満足して帰路しました。



■イベントを実施して

参加者数 親子8組 計50名(大人39名・子ども11名)
アンケート回答数 34件(大人24・子ども10)
満足度  大人=100%(回答24件中「満足」14件・「やや満足」10件)


■参加者の感想(※ご回答いただいた原文をそのまま転記しております)

(子ども)
・ ヨットに乗れたことが楽しかった(他4名)
・ 干潟でカニを捕まえることができた(小学3年生)

(大人)
・ スナメリが見られなかったのが残念でした
・ 初めてのヨット体験に満足した(他6名)
・ 海の生物の解説が分かりやすかった(他1名)
・ ハクセンシオマネキを初めて見て満足でした(他2名)


■イベントを実施して苦労した点

海上からの観察なので子ども達の安全確保を施すため、ヨットクルーの方々に大勢参加していただきました。


■イベントを実施してよかった点

・ 実施、協働、協賛団体だけでなく、青少年ヨット協会さんとのコラボレーションができたこと。
・ 観察ができない場合を想定して、事前に模型や生きもののサンプルを準備し、机上でもわかりやすく生態系を学習することができたこと。


■特に寄付が活きたと感じた点

移動距離が長いことを考慮してバスとドライバーを確保し、事前に暑さ対策や薬などを準備して安全に観察会が実施できたことです。貴重な体験ができても事故や病人が出ては開催した意義がなくなると感じました。終了後も次のプログラムにぜひ参加したいとの意見も多く寄せられました。