島根 大田の自然を守る会
島根県中央部における生物多様性と希少種を守り育てよう!
国立公園指定50周年記念三瓶山クロスカントリーコース周辺草原性希少野生植物保護増殖活動
■イベント実施日:2013年10月20日(日)9:00-12:00
■当日の様子
今年で大山隠岐国立公園指定50周年を迎える三瓶山で、草原性の希少植物の保護増殖の活動が実施されました。実施の大田の自然を守る会のメンバーと一般市民の方々、近隣の小学校に通う子どもと家族など約50名が行事に参加しました。
三瓶山には、オキナグサやユウスゲなど、絶滅が危惧される稀少な草原性野生植物が生息しています。今回の活動では、まずは一面に繁茂したススキを刈り取り、クワやスコップで移植用の穴を掘り、現地の株の種子を採取して育てたポット苗を移植する作業を行いました。来年の夏には、育ったユウスゲが清らかな黄色い花を咲かせることでしょう。
【植栽の様子】 | 【植えつける苗たち】 | 【三瓶山】 | ||
【質問に答える会長・伊藤さん】 | 【保護区に指定されています】 | 【記念撮影】 |
■イベントを実施して
・参加人数:45名(内子ども5名) アンケート回答者:18名(内子ども3名)
・参加された方の満足度(割合):満足 87%、やや満足 13%、どちらでもない0%、やや不満 0%、不満0%
■参加者の感想
・参加者一丸となっての取り組みが良かったです。(60代・男性)
・もう少しこのような活動が増えるとよい。(70代・男性)
・来年の夏にユウスゲが咲くのが楽しみです。(50代・女性)
・環境保全活動に関心が持てた。(20代・女性)
・苗植えがとっても楽しかった。また来年も植えたい。(小4)
■イベントを実施して苦労した点
昨年と同様クロスカントリー駅伝大会が実施されたため、春から夏にかけ一緒に植栽と保護活動を実施している小学生とその保護者が参加できず減ってしまうことが判明したためいろいろな人に参加依頼して回ったことです。
■イベントを実施してよかった点
昨年同様、三瓶にはいろいろな希少植物があるが、その多くは心無い人たちにより持ち帰られているため年々数を減らしていることを多くの方々に知ってもらったことです。
■特に、寄付が活きたなーと感じた点
植栽と言っても数種類の苗を数百単位で育てなければいけません。春から継続しての下草刈りのための回転歯や、看板、土、肥料等一つ一つは安いが数が多数必要なものが多い。そのため会費だけではまかなえず、そのほとんどは一部の有志による手出しで賄われていたが昨年に引き続き寄付をいただいたため、今まで以上の苗が植栽できました。