SAVE JAPAN プロジェクト 2013

山梨 キープやまねミュージアム

ヤマネとヤマネのすむ森を知ろう!守ろう!

ヤマネのすむ森たんけん隊! ~ヤマネを守る編~

■テーマ:ヤマネとヤマネのすむ森を知ろう!守ろう!

 

■イベント実施日:
2013年年8月21日(水)・22日(木)14:00-16:00
※同じ内容のものを2回実施 

 

■当日の大まかなスケジュール

今回のテーマは「知ることは守ることの第一歩」。最初に室内にて、やまねミュージアムの研究員からヤマネ保護のために行っている取り組みについて話を聞いた後、実際に森に出かけました。
森の中では、生き物たちにとって暮らしやすい森について考えたり、他の生きものたちが残した痕跡を探したりしながら、なかなか会えない森の中の生きものたちに対して思いを馳せながら歩きました。
最後に、様々な分野の専門家の方々と一緒に開発した樹上性動物たちのための歩道橋である「アニマルパスウェイ」を見学。生き物を守るためには、みんなが研究者になるのではなく、それぞれの好きなこと・得意なことを上手に活かしながら、生き物のことを想い行動することが大切なのだということを全員で確認し、2時間のプログラムを終了しました。

 
森に行く前に、まずはやまねミュージアムが行っている“ヤマネを守る取り組み”について、ヤマネ研究員から具体的な話をききました。   その後、レンジャーと一緒に森に出かけます。
「生きものにとっていい森。それは…多様な樹種がある森。若い木も大木もある森。あっ。足元には実生もあるよ♪」
 
研究者と様々な企業の専門家が協力して樹上性動物のためにつくった歩道橋「アニマルパスウェイ」。それぞれの得意分野を持ち寄れば、生き物を守るための新しい方法が見つかります。   たくさんの生きものがパスウェイに来てくれるようにと、去年のSAVEJAPANの参加者さんや学生さんが、作ってくれた誘導路を、みんなで見学しました。次は自分たちも!
 
21日の参加者さんとご一緒に。はい、チーズ☆   22日の参加者さんとご一緒に。はい・チーズ☆

 

■イベントを実施して ※2日間合計

・参加総数    :25名(大人21名/子ども4名)
・アンケート回答者:47名(大人21名/子ども4名)
・満足度     :満足19名、やや満足2名

 

■参加者の感想

・動物たちの住みやすいところはどんなところなのか深められた。(10代・女性)
・アニマルパスウェイはヤマネのためだけにあるのではなく、その天敵も含めて生息する生物すべての為にあることを学べた。(20代・男性)
・アニマルパスウェイにかかわらず、自然に対する疑問に答えてくださったり、問いかけをしてくださって、理解に繋げやすかった。(20代・男性)
・スタッフの方がとても親切で、説明を伺う中で森を守る大切さに気付かせてもらえた。(40代・男性)
・普段気が付かないようなところにも、生き物の存在が感じられることがたくさんあり、楽しかった。(40代・男性)
・森の中での発見が色々とあり、楽しかった。(50代・女性)
・じっさいにレンジャーさんたちがやっているかんたんな取り組みをやってみたいです(10歳・女子)

 

■イベントを実施して苦労した点

・実施自体はとてもスムーズにできました。
・最も苦労したのは参加者さんの確保です。直前まで情報発信を続けました。
・企画時点の課題ですが、たくさんの方々に一度にご参加いただけるようなプログラムを実施するようにとのことでしたが、フィールドと対象種の特性上、生息地へのダメージと参加者様の安全管理の面を考慮すると、1回の募集定員を限定しなければならない点が難しいと感じました。

 

■イベントを実施してよかった点

・「ヤマネ=可愛い」だけでなく、野生動物が人間と折り合いをつけながら暮らしていくために必要なことは何なのか。1人1人が動物の立場に立って思いを巡らすことの大切さをメッセージとしてお伝えすることができて良かったです。
・野生動物を守るために、どんな取り組みをしているかについて知っていただき、理解を深めていただくことができて良かったです。

 

■特に、寄付が活きたなーと感じた点

・ご支援をいただくことより、参加者が自己負担なく参加することができたため、より多くの方々にご参加いただくことができ、ヤマネの生態について知っていただけました。また、案内チラシをたくさん用意することができたので、SAVEJAPANの取り組みそのものについても、多くの方々に知っていただくことができました。