愛知 森林インストラクター会 “愛”
【第3回】都市のまん中で里山体験!
森林インストラクター会"愛"、都市の自然のモノサシ研究会、蝶の飛ぶまちプロジェクトという3つの環境団体の案内のもと、天白公園(名古屋市天白区)にて里山の雑木林や生き物の観察、火おこし体験と焼き芋などを行いました。
家族連れの参加も多く、子どもから大人まで、人と自然(里山)の関わりについて考えるきっかけとなりました。
◆ 当日の流れ 9:50 参加者集合(天白公園デイキャンプ場) 10:15 里山の雑木林散策(森林インストラクター会"愛") 10:45 火おこしと焼き芋準備 11:00 草地とため池の観察(都市の自然のモノサシ研究会、蝶の飛ぶまちプロジェクト) 12:00 焼き芋を食べよう、たき火を見てみよう 12:30 まとめ、アンケート 13:00 終了 |
◆ イベントの様子
開会式 | 樹木の観察 |
火おこし体験 | 草地の植物や生き物を観察 |
池の植物や鳥類を観察 | 焼きいもと焼きマシュマロ |
◆ イベントを実施して
参加者 41名(大人35名、子ども6名)、アンケート回答数29名(全て大人)
【環境問題や希少生物種に関する知識】「かなり増えた」12名、「やや増えた」が17名
【参加した満足度】「満足」19名、「やや満足」7名
とても有意義なプログラムになりました。
◆ 参加者の感想
・家の近くでこんなに素晴らしい自然が残されていることがうれしい。それにしても荒池の再開発は悲しい。里山を守りたい。(60代女性)
・チョウと食草の関係、トンボと環境の関係を学べて良かった。(50代男性)
・焼き芋、ごちそうさまでした。今回も樹木やトンボ、チョウなどいろいろ教えていただき、ありがとうございました。(50代女性)
・草、トンボの話が分かりやすかった。マシュマロの新しい食べ方を知った。焼き芋も美味だった。トンボの標本をつくる苦労と注意点を始めて知った。(60代女性)
・日頃の疑問点がその場で聞けて、すぐに解答をもらえるところがいい。(60代男性)
【実施者より】
◆ イベントを実施して苦労した点
台風接近により、前日まで決行できるかどうかが分からず、苦心しました。また、プログラム実施日の約1週間前に申し込みが「定員50名」に達しましたが、天気が不安定であったこともあり、前日~当日の参加キャンセルが相次いでしまいました。また、当日は気温があまり上がらなかったため、トンボをはじめ実際に観察できる生物の数が少なく、標本や資料などを使った説明での対応となりました。
◆ イベントを実施して良かった点
今回3団体の合同プログラムとして開催することで、樹木、草花、生き物(トンボ・チョウ他)などのさまざまな専門家を講師に招くことができました。その結果として、参加者が人と自然(里山)の関わりについて、それぞれの視点で考えるきっかけになったように思います。
天気があまり良くなかったため、これまでの観察会では実施していない標本などを使った説明となりましたが、参加者にも好評であり、新たな可能性を見出すことができました。
◆ 特に寄付が活きたと感じた点
事前の打ち合わせや広報(チラシ作成、発送、雑誌への記事掲載他)、当日準備などに、しっかりと取り組むことができました。また、「火おこし体験」「焼き芋」などの企画を組むことで、親子連れの参加も多く、より幅広い世代に参加してもらうことができました。