SAVE JAPAN プロジェクト 2014

愛知 森林インストラクター会 “愛”

【第1回】都市に残るマメナシの自生地を歩こう!@小幡緑地

森林インストラクター会“愛”と愛知守山自然の会のメンバーの皆さんのガイドのもと、マメナシ(絶滅危惧種IA類)の自生地である小幡緑地(名古屋市守山区)を散策しました。当日は天気にも恵まれ、秋の風を感じながら、マメナシをきっかけに「なごやの自然」について考えるきっかけづくりができました。

 

◆ 当日の流れ

9:50 参加者集合(守山スポーツセンター)

10:00 【開会式】スケジュールの説明・諸注意、スタッフ紹介、グループ分け、マメナシにつ    いてのお話

10:20 樹木の観察(散策)

11:45 観察終了

11:50 【閉会式】

 

◆ イベントの様子

開会式

マメナシの実

草花を使った遊び

マメナシの実生を観察

湿地の植物を観察

閉会式

 

◆ イベントを実施して

参加者 34人(全て大人)、アンケート回答数34人

「環境問題や希少生物種に関する知識」は「かなり増えた」15名、「やや増えた」が17名、

「参加した満足度」は、「満足」21名、「やや満足」8名でとても有意義なプログラムになりました。

 

◆参加者の感想

・マメナシ自体知らなかった。実からマメナシの名が連想できた。(男性、60代)

・コガマ、クロミノニシゴリ、ズミとかの実物を見れたのは良かった。勿論、マメナシの幼木、成木から実まで見れて感激だった。(男性、60代)

・説明がとてもわかりやすく満足。実が色つく頃にみにいきたい。(女性、60代)

・素晴らしい公園の中で気持ちよく勉強になった。(女性、70代)

・素晴らしいフィールドでマメナシが見れたこと。解説もよかった。。(男性、40代)

 

【実施者より】

◆イベントを実施して苦労した点

マメナシを知らない方が興味を持ち参加してもらうための、広報の仕方(参加者募集)が難しかったです。また、イベント全体を2時間で組んでいましたが、下見では小幡緑地のさまざまな自然の魅力を伝えるには時間が足りず、時間内におさめるためのスケジュール調整に苦労しました。

 

◆イベントを実施して良かった点

多くの参加者の方に、希少種が多く残る小幡緑地の魅力を知ってもらえたことが良かったです。「次回はマメナシの花を見に来たい」「都心近くに、こんなに豊かな自然があるなんて」「また小幡緑地に来たい」という声もありました。

今回小幡緑地で活動している「愛知守山自然の会」と一緒に講座を行うことで、自然の会の保全活動を紹介できたことも良かったです。

 

◆特に寄付が活きたと感じた点

「愛知守山自然の会」を講師として招き、準備・打合せを進めるなかで、実際に保全活動を行っている方からの貴重な体験談を聞くことができました。また、会場を手配し、雨天時のプログラムに備えることができた点も良かったです。