愛媛 西条自然学校
愛媛の干潟の水生生物
初夏の干潟調査~発見!いろいろな生き物と干潟の大切さ~
●当日の大まかなスケジュール
09:50 西条市禎端(ていずい)の龍神社前に集合
10:00 プログラムの説明/加茂川河口の干潟に移動
10:10 NPO法人西条自然学校 山本貴仁さんから干潟の説明
(干潟に生息する生き物の情報に加え、加茂川河口の干潟の簡単な歴史や“沈まない”歩き方のコツなど)
10:20 調査(採集・観察)
11:30 採集した生き物の説明
11:50 記念写真・集合写真撮影
12:00 解散
●イベントを実施して
参加人数:21人(大人13人、子ども8人)
アンケート回答数:16人(大人11人、子ども3人)
満足度(大人のみの集計項目):満足8人、やや満足3人
●参加者の感想
子供もすごく楽しめました(30代女性)
なかなか干潟に来ることもないし、教えて貰えることもないので良かった(30代女性)
真水の用意までして頂き、本当に有難かったです。(40代男性)
身近な自然を知り、今の危機的状態がよく分かった。(40代女性)
こども達が嫌がらずにズボズボ入っていったのが意外だった。(40代男性)
かにを見つけるのが宝さがしみたいで楽しかった。(5年生男子)
●イベントを実施して苦労した点
普段あまり足を踏み入れることがない「干潟」という自然環境について、一般の方にいかに興味と理解を持ってもらうかという点に苦労しました。
運営面ではイベント当日は開始前に雨がぱらつくなど、自然ならではの不確定さに対応することの難しさを実感しました。また、事前に長靴での参加を呼びかけていましたが、サンダルなどの脱げ易い履物の方もいらっしゃいました。サイトでの告知だけでなく参加者への事前メールなどで再度の呼びかけが必要だと感じました。
●イベントを実施して良かった点
干潟は様々な生き物が生息している、重要な自然環境であることを理解してもらえたことです。
また、開催場所である西条市以外からもご家族でご参加頂いた点は、多方面から時間をかけて広報活動に取り組めた成果と感じております。希少種のユムシも1匹だけですが採集でき、参加者の方にも実物を見ていただく良い機会となりました。
希少種ユムシ発見!希少な1匹。普段はふよふよですが、つつくと硬くなります。
●特に寄付が活きたと感じる点
実際に干潟に入り、生き物を採集し観察する…という体験を提供できたこと。観察会を開催することが、環境を見守るモニタリングにも繋がります。
また、えひめリソースセンターの持つルートにも配布したことで、西条自然学校さんの従来の参加者層以外(小学生以下)の方の参加に繋がりましたので、個々のNPOだけでは活動範囲や広報できる規模に限界があるため、社会貢献活動に2つのNPOがそれぞれの強みを活かした形で連携することができ、協働による活動の広がりを得ることができました。