愛媛 西条自然学校
愛媛の干潟の水生生物
ハサミを持つ生き物の観察
●当日の大まかなスケジュール
09:30~ 西条市禎端(ていずい)の嘉母神社前に集合
10:00 加茂川左岸の干潟に移動/プログラムの説明
10:05 NPO法人西条自然学校 光澤安衣子さんから干潟の説明
(干潟という自然環境がどのような場所か理解してもらう。参加者自身が身近な干潟を見つけられ、観察や保全に取り組めるように促す)
10:15 採集・観察
カニ・・・ハサミを持つ生き物の代表として、カニを観察。種による形態の違いについて解説を行うことで、生き物の見方を養ってもらう。
その他の生き物・・・ハサミシャコエビやスナモグリなど、カニ以外のハサミを持つ生き物を観察。生き物の生息環境や形態の違いについて意識・発見してもらう。
11:15 行動観察・・・チゴガニ、ハクセンシオマネキ
ハサミを振ってダンスを踊るカニ類を観察。生き物の意外な行動の観察から、興味を持ってもらい、印象付ける。
11:30 採集した生き物の説明
11:45 記念写真・集合写真撮影
11:50 採集した生き物の放流
12:00 解散
●イベントを実施して
参加人数:25人(大人15人、子ども10人)
アンケート回答数:25人(大人15人、子ども10人)
満足度(大人のみの集計項目):満足10人、やや満足4人、どちらでもない1人
●参加者の感想
・いろいろな生物が見れたこと、どんなところにいるか、生物の特徴など、くわしくわかりやすく説明があり、それがとても楽しかったこと。(40代女性)
・いろいろな種類のハサミを持つ生きものがいることに気づけて嬉しかったです。(40代女性)
・スタッフが充実していて、親切ていねいな対応に感謝しております。(60代男性)
・捕まえた! ・干潟は生き物の宝庫。
●イベントを実施して苦労した点
・普段あまり触れる機会のない干潟の生き物について、どのように興味を持って観察・採集してもらうか考えました。
・梅雨明け間近の時期だったため、雨の心配と高気温による熱中症には特に気を付けました。
・突き出した目と白いハサミが可愛いチゴガニ。これで大人サイズです。
●イベントを実施して良かった点
・生き物の観察の仕方や干潟が重要な自然環境であることを理解してもらえたこと。
・夏休みスタート直後ということもあり自由研究の題材としてもピッタリだったようで、参加した子供たちにとっては記憶だけでなく記録にも残るイベントになりました。
●特に寄付が活きたと感じる点
・干潟に生息する生き物を採集、観察する体験を提供できたこと。実際に泥に埋もれながら行った観察会は、参加者の記憶に残る経験になったと感じます。
・協働による広報効果もあり、前回よりも参加者数が増えました。目的や使途が明確な原資があることで、よりポイントを絞った広報活動が実現でき、ノウハウの蓄積にも繋がりました。