SAVE JAPAN プロジェクト 2014

岐阜 山菜の里いび

岐阜は自然がいっぱい

伊吹山のふもと薬草の里で薬草体験

■当日のスケジュール

10:00 春日振興事務所集合
10:00~10:30 伊吹山3合目へ移動
10:30~10:45 開会式/オリエンテーション
10:45~12:40 薬草の生育場所の下刈り、薬草教室
12:40~13:00 古屋地区へ移動
13:00~14:00 昼食
14:00~14:30 足湯体験/ふりかえり
14:30~15:00 春日振興事務所へ移動/解散

 

10時に伊吹山の麓、春日振興事務所へ集合しました。集合後、春日古屋地区の伊吹山3合目へ移動しました。山道をスタッフの車に揺られて30分、風も秋の気配です。

伊吹山のドライブウェイが頭上にとおっており、付近の森林も落葉広葉樹の森が拡がっています。

この地は織田信長が薬草園を営ませた地として、江戸時代から薬草の宝庫として、集落の暮らしの一部として薬草を守ってきました。現在でも、トウキや黒ヨモギ、弟切草、シシウド、ゲンノショウコウなどが自生しています。

この地の出身で、薬草や山菜の専門家であるNPO法人山菜の里いびの小寺理事長の指導のもと、ミヤマトウキの生育の阻害になる、ツルの駆除を行いました。

山菜の里いびでは、薬草や山菜の商品化を行うことで、貴重な薬草資源を守り、高齢化の進んでいる春日地区の活性化を行う活動をしています。

当然、地域の人々は農薬を使わない農業を行い、昆虫や植物への影響がない暮らしをしています。

活動中もカミキリムシやバッタなどが草の中にいっぱいいました。 

参加者の皆さんには、昼食に、サワアザミ・ヨモギを粉末にしてこしらえたうどんや当地の山菜などをふんだんに使ったお弁当を食べていただきました。昼食後に春日で取れた10種ほどの薬草を煮出した薬湯の足湯に漬かりながらヨモギ茶・黒文字茶を味わっていただきました。

 

 

<活動場所は伊吹山の3合目です> <春日の薬草の歴史や文化を聞きます>
<ミヤマトウキの生育阻害になるツルを切ります> <薬草の勉強をしました>
<薬草の宝庫は昆虫も宝庫です> <古屋集落を散策してもらいました>
<10種類の薬草を煮出した足湯> <麓をバックに集合写真です>

 

■イベントを実施して

 参加者数4名

 アンケート回収率4名  満足度 満足4名

 

■参加者の感想

 ・自分も薬草を活用した地域づくりをそているのでとても参考になりました。(30代男性)

 ・古来より薬草とともにある春日の地の自然や暮らしの一端を満喫しました。(30代男性)

 ・薬草に興味があり参加しました。サワアザミやヨモギの粉末を練り込んだうどんや山菜を使った弁当も美味しかったです。薬草の足湯や薬草のお茶など、一日薬草三昧で大変満足しました。(40代女性)

 ・信長が拓いた薬草園の場所だったとのこと、今での多くの薬草が自生しているすばらしい所でした。 薬草以外にも蝶や昆虫の宝庫でした。いろんな興味がわいてきます。(50代男性)

 

■イベントを実施して苦労した点

 活動場所が遠いので、参加者の皆さんの負担にならないよう、スタッフの車で現地まで送迎しました。あいにく、当地は伊吹山の登山道の入り口でもあり、当日も地元の山岳会の催しがあり、活動地へのアプローチに駐車車両が多く、安全に気を遣いました。

 

■イベントを実施して良かった点

 活動地は一般の皆さんの立ち入りをお断りしている場所です。このような機会がないと、お見せできません。今回の参加者の中に、遠く福井県の高浜から、高浜の薬草の保全をしている若者が参加してくれました。これからの交流が生まれそうです。

 

■特に寄付が活きたと感じた点

  このような機会を与えていただき感謝しています。高齢者ばかりの集落です。都市部から人が来るだけで地域が元気になります。