島根 大田の自然を守る会
島根県中央部における生物多様性と希少種を守り育てよう!
国立公園三瓶山における草原性希少野生植物保護増殖活動
■イベントの実施日
2014年10月26日(日)9:30~12:15
■当日の大まかなスケジュール(活動内容)
8:30 先行して今回の作業場所の草刈作業を開始。
9:30 主催者からあいさつ。損保ジャパン日本興亜・CSR部の堺美智子特命課長からSAVE JAPANプロジェクトの仕組みや趣旨について説明。大田の自然を守る会代表の伊藤宏さんから、三瓶山でかつて自生していたユウスゲが復活するようにと、約15年も取り組んできた苗の移植作業について説明。
9:40 草を刈る人、刈った草を片付ける人、移植用の穴を掘る人、苗を植える人、肥料をまく人、など、それぞれ分担して作業開始。
11:30 作業が終了して記念撮影。参加者が持ち寄ったおにぎりや地元名産のおかずとトン汁を頂いて、疲れた体を癒しました。
12:15 解散。
■写真
山麓の草地に野草たちが自生。 | 植栽地の草を刈り取ります。 | 刈った草を片付けます。 |
ユウスゲ250株を用意。 |
ポット苗を植え付けます。 |
お疲れ様でした。 |
■イベントを実施して
参加人数:63名
アンケート回答数:16名
■参加者の感想
・一人一人の協力と努力が今後の三瓶の自然保護につながっていくと体感できました(20代・男性)
・大変気持ちの良いおだやかな一日でした。来春に咲くのが楽しみです(70代・男性)。
・良いお天気で気持ちよく活動できました(60代・女性)
・私たちが植えたユウスゲを、たくさんの方に楽しんでいただけたら良いなと思います(40代・女性)
・15年続いてきたこの活動、ぜひ今後も参加したいです(50代・男性)
■イベントを実施して苦労した点
当初想定した開催日は地域の学校の運動会の集中開催日となり、変更した日程も大規模な防災イベントと重なってしまいました。そうでなければ参加者もマスコミももっと来てくれたかもしれません。秋の土日は毎週の様に地域のイベントが開かれるため、他のイベントとの日程調整が難しいです。それでも60名以上が参加してくれました。
■イベントを実施して良かった点
三瓶にはいろいろな希少植物がありますが、採集して持って帰る人が後をたちません。私たちが地域の子どもたちとともに植栽活動を続けていることを知っていただくことができした。
■特に寄付が活きたと感じた点
植栽と言っても数種類の苗を数百単位で育てなければいけません。春から継続しての下草刈りのための回転歯や、看板、土、肥料等一つ一つは安いが数が多数必要なものが多い。そのため会費だけではまかなえず、そのほとんどは一部の有志による手出しで賄われていましたが昨年に続き寄付をいただいたため、今年もたくさんの苗を植栽できました。