SAVE JAPAN プロジェクト 2014

静岡 縄文楽校

自然から学ぼう!古代からの知恵、田んぼ、土、火、水、生き物

いにしえからの草花を愛で、お月見を楽しもう

実施日

2014年9月6日(土)17:00~19:30

申込締切日

2014年9月4日(木)

活動内容

三方原台地にかろうじて残る、いにしえからの日本の草花たち。
約60年前に開拓で作物を風から守るために松の苗木を植えました。
苗木に太陽が当たるために空けた土地が、松林に沿って帯状に草地としてあります。

「ひいんち」と呼ばれるその草地の一画に、20種類以上の日本の古代からの野生の植物が奇跡的に残っていることが分かり、10年ほど前から有志で保護を続けています。
絶滅危惧種のあるこの草原、通称「ききょうの園」と呼んでいます。

現在、松林は大きく成長し、松くい虫による松枯れ問題も生じています。
今や多くの家が立ち並び、防風林としての役目は終わり、緑のネットワークとして地域に役立っています。

今回、掛川の世界農業遺産「茶草場」(ちゃぐさば)に関わられている稲垣先生に、日本の原風景として親しまれてきた「草むら」のお話をうかがいます。
古代から生息していた日本の草花を愛でながら、今後の活かし方を考えることが出来ればと思います。

この日は十二夜にあたり、晴れればお月様も見られるはず。秋の夜を「花と団子」で楽しんでみませんか?

ゲスト:稲垣 栄洋さん(静岡大学大学院農学研究科 教授)

参考:「静岡の茶生産が守る貴重な植物」

開催場所と集合場所

浜松市北区三幸町
*Save Japanプロジェクトののぼりが目印です。

(申込まれた方に場所の詳細をお知らせします)

持ち物

メモ帳、筆記用具、水筒、虫よけ
できるだけ長袖、長ズボンで

対象者

一般、どなたでも(要申込み)

雨天時について

代替日を、2014年9月7日(日)とします。雨天中止の判断は、前日の夕方18時の時点で判断し、参加者へご連絡いたします。

実施団体

実施団体:NPO法人 縄文楽校

協働団体:浜松NPOネットワークセンター、日本NPOセンター

協賛:(株)損保ジャパン、日本興亜損保(株)

お問合せ先

浜松NPOネットワークセンター 053-445-3717(担当:小林)

縄文楽校 053-439-5847(担当:鈴木清子) 

参加者へのメッセージ

今や日本各地で半自然の草地や在来種の草花が姿を消しつつあります。
秋の七草の「ききょう」や「ふじばかま」も、多くの地域で絶滅危惧種になってしまいました。

ただの「原っぱ」に見えるこの三方原の草地が、実は絶滅危惧種の数少ない生息場所になっています。
どうして?なぜ?…実はまだよくわかっていません。

ここ三方原防風林を地域の遺産として位置づけられないか、この機会にみんなで話し合い、理解を深めることが出来ればと思います。