SAVE JAPAN プロジェクト 2014

静岡 縄文楽校

自然から学ぼう!古代からの知恵、田んぼ、土、火、水、生き物

いにしえからの草花を愛で、お月見を楽しもう

■当日のスケジュール

17:00 集合、主催者・協賛者のあいさつ

17:10 「ききょうの園」の散策、観察

17:40 講演会「世界農業遺産“静岡の茶草場農法”による草地の保全」

18:20 お月見+ディスカッション

17:30 解散

 

■実施した内容

どこからともなくギターの音が聞こえてまいりました。


今日はお月見。秋の野の花を愛でましょう。

ここは奇蹟の園、通称「ききょうの園」。

秋の草花、キキョウ、オミナエシ、サワヒヨドリ、ワレモコウなどが咲いています

 

絶滅危惧種の日本の野生ブルーベリーの「ナガボナツハゼ」は青い実を付けています。

「ナツハゼ」は赤い実を付けています。

これまで大切に管理をしてくださったAさん、Yさんありがとうございます。


しっかり観察をする女の子。大きくなったら研究者かな?

草花が喜んでいます。草原って楽しいね!


今日お話しして下さる方は、静岡大学大学院の稲垣栄洋先生です。
「茶草場」といってお茶畑の周りの草を茶園に敷くことによって味の良いお茶ができるのです。 
それによって日本の代表的な花、キキョウ、オミナエシ、ナデシコ、ササユリなどが咲くとのこと。
昨年、世界農業遺産に登録され、認定に尽力された稲垣先生は身近な野草や昆虫の生態研究で知られております。

お話しの中で印象的だったことは、その地域の植物はそこにしかないもので、同じササユリでも掛川のササユリと三方原のササユリは違うものとのこと。だから地域で大切にしなければなくなってしまうのですね。

先生のお話しをお聞きしながら、ききょうの園に自生しているシャシャンボの葉のお茶やしそジュースをいただき、おだんごも食べていると、すっかりお月さまのことを忘れていました。

今日の催しは、損保ジャパン日本興亜の協賛、日本NPOセンターの協働、浜松NPOネットワークセンターと縄文楽校の主催で行われました。 

何日も前から準備をして下さっていた、ものづくりメンバー手づくりの丸太のベンチがみんなお気に入りのようです。

地域の議員さんや自治連合会長さん豊岡小校長先生、環境省絶滅危惧植物調査員の方、自然学校の方もお越し下さり、ベンチに腰掛け楽しまれている様子でした。

参加して下さった方々も輪になり、T・UさんのギターとKさんの歌声にいっしょになって歌い始めました。
すてきな宵となりました。

バイオリンの調べが流れて参りました。お月見の夜に何て似合うのでしょう。
お月さまの代わりに、今日Aさんが持参下さった月見草が夜の闇が訪れるとポッと開きました。
白い花、これが本物の月見草だそうです。みんなが良く知っている黄色の花は待宵草。
またK・Nさんが輪になったみんなの気持ちをひとつにしてくれていました。

東京からお越しの日本NPOセンターの方がとても良いイベントであることを誉めて下さいました。
最後に2つの主催の団体からのことばで終了となりました。

たくさんの方々のお陰で草花とお月見の集いができましたこと、感謝いたします。
これからも地域の草花を愛し、お茶に薬にいろいろ活用し、楽しみながら手入れもして参りましょう。
皆さま、本当に有難うございました。

 

■イベントを実施して

参加人数:75名(大人43名、小学生7名、学齢前6名、スタッフ・講師19名)

アンケート回答数:22名(大人19名、子ども3名)

満足度(大人のみの集計項目): 満足 79%、やや満足 21%、どちらでもない 0%、やや不満 0%、不満 0%、無回答 0%

 

■参加者の感想

・お月様が出ればよかったです。残念。でもそれ以外の準備ものすごく大変だったと思います。お疲れ様でした。(60代女性)

・実際に貴重な植物を見ることができた。講演の内容がわかりやすくて学ぶことができた。(60代女性)

・ききょうの園の存在を知り、茶草場のお話からの多くの情報を得ました。自然の中で参加者で過ごしたことも楽しかったです。 (50代女性)

・環境問題を知ることができた。近くに貴重な植物があることがわかった。(80代女性)

・住宅地の近くに絶滅危惧種があることを知り、驚きました。保全の難しさと、難しくても絶対に守らなければならないものとも思いました。私の家の近くにも、もしかしてこのようなところがあるかもしれないなと思い、見まわしてみようと思いました。(60代女性)

・生物多様性の大切さを親子で再確認できました。(40代女性)

・まさか野外とは…初めはそう思いました。俳句のお月見の会と聞いていたけれど、キキョウの園がこんな街中にあることに驚いています。楽しかったです。お団子ご馳走様、企画お疲れ様でした。童謡を久しぶりに歌い、優しい気持ちになりました。優しい草花と同じ気持ちです。(60代女性)

・月は見れなかったですが、初めてお月見の雰囲気が体験できました。シャシャンポのお茶が飲める事も知りました。美味しかったです。(40代女性)

・自然の中でいろいろなものと触れ合えて、草や自然と人間との共存の仕方、手入れと生き物との関わり方、「草」と一言では言いきれない世界に触れて、これからの見方が少し変わりそうな気がしました。ありがとうございました。(30代女性)

ききょうの園の前で集合写真。

 

■イベントを実施して苦労した点

・初めて野外で、また夕方からのイベントで、照明や電気、場の雰囲気をつくり出すこと。
 来られる方も初めての方が多かったので、足元の安全を心配しました。

・直前に申込が急増して、駐車場は悩みました。何とか停められましたが、急きょ借りた空き地の事前チェックが出来なかったことが反省。

・発電機の事前チェックはしたけれど、複数の機器とつなぐと電圧が落ちてしまい、PC、プロジェクターの作動に苦労した。

・後半、会場が暗くなり、アンケートが書きづらかったため、アンケート回収率が3分の1になってしまった。

 

■プログラムを実施して良かった点

・地域の方々にPRできたこと。日本の野草が減少していて三方原のききょうの園の大切さが理解して頂けたと思います。さらに発展して地域の文化的遺産として位置づけされて行けば教育に、癒しに、観光につながります。


■特に寄付が生きたなーと思った点

・今回のイベントのために購入したテントやカマが、今後の保全活動にも活用できること。

・ボランティア謝礼も各々に僅かでも渡せられたこと。