鳥取 とっとり・なんぶ手自然ネットワーク「サトノテ」
ブッポウソウが息づく豊かな里山の保全活動
カスミサンショウウオの卵を探そう!
実施日
2015年2月7日(土) 10:15-12:30
申込締切日
2015年1月7日(水) 定員:20名
活動内容
AM10時15分~12時30分
日本には20種類以上の小型サンショウウオが見られ、そのほとんどがその地域の固有種という、世界でも際立ってサンショウウオの種類が多い国です。しかし、その多くが絶滅の恐れのある種として、レッドデータ・ブックに掲載されています。
今回はカスミサンショウウオをはじめとする、冬期に繁殖期を迎える両生類の卵塊を調査・観察することにより、彼らが棲んでいる森と水辺の環境を知って頂くことを目的としています。当日は、集合場所から車で移動して、徒歩で森に入り、カスミサンショウウオの繁殖地へ向かいます。卵塊を出来るだけ多く発見し、数を記録して、繁殖状況をみなさんに見て頂きたいと思います。フィールドワーク終了後は、室内にてカスミサンショウウオについてのプチ座学を聞いて頂き、まとめの時間の後、解散となる予定です。
*繁殖状況や天候によっては、フィールドを変更する可能性があります。
開催場所と集合場所
鳥取県南部町 南部町立法勝寺図書館2階(南部町法勝寺324番地)
※米子駅バス停6番乗場から9時43分発、
法勝寺図書館前下車10時02分着。詳細は、日の丸自動車米子0859-32-2121
持ち物
□長靴必修 (泥がある場所を歩きます)
□防寒対策 (寒い季節なので帽子、手袋、イヤーウォーマー、ネックウォ—マーなどでの寒さ対策をお願いします)
□着替え (泥で汚れる可能性があります。特に小さいお子様は予備の着替えを準備されることをお勧めします)
□飲み物 (体が冷えると思いますので温かい飲み物の持参をお勧めします)
□手洗い用の水 (卵塊を採集する時に手が汚れるので、ペットボトルに洗浄用の水を準備して頂くと便利です)
□目が粗い小さな水槽用の網(サトノテでも準備しますが数が足りないかもしれませんので、お持ちの方は、出来るだけ目の粗い網をお持ち下さい)
対象者
どなたでもご参加いただけますが、10歳未満のお子様は保護者同伴でお願いします。
雨天時について
冬期なので、低温や強風なども含め悪天候の予報が出た場合は、室内でのサンショウウオ学習会に移行します。
また、交通機関への影響が出るような注意報警が予想される場合は中止とさせて頂きます。室内への変更の場合は、前日にブログで事前お知らせを発信し、中止の場合は当日の朝9時までに、ブログ及び参加者の方にメールまたはお電話で連絡を致します。
実施団体
実施 | : | とっとり・なんぶ手自然ネットワーク サトノテ |
協働 | : | 公益社団法人 日本環境教育フォーラム |
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター | ||
協賛 | : | 損害保険ジャパン日本興亜 株式会社 |
お問合せ先
●とっとり・なんぶ手自然ネットワーク サトノテ(担当:桐原)
TEL: 090-7976-3957
または公式ブログのコメント欄・メッセージ欄
参加者へのメッセージ
今回は、カスミサンショウウオがこの冬の寒い時期に、一体どんな場所で産卵するのか、現場を実際に見て頂き、本物の卵塊に触れて頂ければと思います。卵塊の数は、周辺の生息個体数の目安にもなります。他にも、ニホンアカガエル、ヤマアカガエルの卵も見られるかもしれません。いずれも卵や幼生の時、アメリカザリガニに捕食されている可能性が高く、環境の変化に加えて、外来種の捕食圧の脅威にもさらされています。人里近くで毎年繰り広げられる生き物たちの冬の婚活を通して、水辺や森や里山の環境を考えるきっかけ作りになればと思います。
*環境保全のため繁殖地の地区名は非公開です。情報の取り扱いにはご注意下さい。