山口 山陽小野田市自然保護協議会
山陽小野田市の稀少な動植物を知り、野生生物や自然を保護・保全しよう!
まちなかにそびえる、実は貴重な巨木観察会
◆イベントの概要
前回のイベント(アサギマダラ観察会)では台風接近間際で天候の具合を心配しながらの開催となりましたが、今回のイベントは秋ならではの気持ちよい風が吹いてくる活動しやすい天気に恵まれ、予定どおりにイベント実施できました。
昨年度から何回かSAVE JAPANプロジェクトとしてイベントを実施していますが、そのなかでも今回のイベントは長丁場。車で移動しながら地域のあちこちへ出向き、様々な「巨木」を観て回るというツアーリングをおこなってきました。
◆イベント当日の様子とスケジュール
0.受付(9:00~9:30)
1.出発(9:30~)
まずは主催者側から、プロジェクトのイベントについて
ご説明。
今日は長丁場になりますが、そうはいっても市内各地を
15もの観察ポイントをツアーリングしますので、そんなに
悠長にはしてられません。早速、みんなで出発!
少し読みにくいのですが、当日観察した全15ポイントの
観察地を地図上でマークしたものです。
結構回りました・・・
2.ツアーリング
「ハマセンダン」の木。随時ガイドスタッフにより巨木となった
植物の生態などについての解説がついてきます。
「イロハモミジ」の木。秋といえば紅葉の時季ということで、
赤い葉が広範囲に繁っていました。
「クロガネモチ」の木。ここだけの話ではないのですが、今回改めて
ツアーリングして意識して観てみると、日常の生活空間のなかに
ある寺社の敷地内や周辺に、意外と巨木がそびえているパターンが
多かったです。
「スギ」の木。写真にもあるように、注連縄(しめなわ)が張られています。
巨木は古来からある種の生命力を象徴しているからか、よくしめなわが
巨木とセットでよく観られますが、「霊験あらたか」な印象が強くなります。
みなさんも、ついつい手で触れて「自然」を感じていました。
「ヤブツバキ」の木。巨木といっても、極太の幹がどっしりと根を
生やしているものばかりではなく、こちらは上方かつ四方に
繁茂しているようなタイプの木でした。
・・・といったわけで、私たちが生活しているまちの色々な場所で・
様々なかたちの巨木が営々と繁っている様子を確認することが
できました。
3.集合写真撮影、閉会
みなさん、お疲れさまでした!
◆イベントを実施して
1.参加人数:29名
2.アンケート回答数:26件(大人26件、こども0件)
3.参加者満足度(アンケート回答から)
満足した:77% 、やや満足:19%
どちらでもない:0%、不満:3%、無回答:0%
◆参加者の感想
○行っていない場所も多々あり、参加して大変うれしかった。
お世話してくださった方に感謝(70代・男性)
○木をこんなにじっくり観ることがないので、説明を聞きながら
自然の中に身を置き清々しい気分です(70代・女性)
○普段見過ごしていた巨木や新しい木の発見に感動。
色々な自然の知識も学べて有り難かった。とても新鮮でした(70代・女性)
○我が町にも素晴らしい巨木がたくさんあることがわかり、
学ぶことが多かった。(50代・女性)
○企画が新しく、とても関心深かったから、参加できて満足(50代・女性)
◆イベント実施してよかった点
前回のイベント開催時にも感じたことですが、昨年から断続的にSAVE JAPAN
プロジェクトのイベントを実施してきたことが、地元でこういった自然・動植物保護に関する取り組みを行っていることのPRにつながってきています。
今回のイベントも募集をかけた後すぐに問い合わせが集まり、定員となる人数の
方にご参加いただきました。
また、特に寺社といったまちなかにごく普通にあるスポットに珍しい巨木がある
ことに驚きを持ち、わがまちの持つ自然の豊かさに感じ入ったという声をいただき、
一定程度イベント開催にあたっての目標に達することができたかと思いました。
◆特に寄付が生きたと感じた点
地域市内のあちこちをツアーリングするためには、参加者の方みんなで一緒に
移動できるバス輸送がベターであり、寄付をいただけたことによりそのような設え
でイベントを実施することができ、助かりました。