SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

石狩大湿原の魅力に出逢う ~ネットワークを活かして魅力発見~

活動内容

国内の湿原の8割以上は北海道に存在しており、広大な湿原を見ることができるのは
北海道の魅力の一つです。一方で、大規模な湿原は北海道の東に多く存在しており、
北海道の人口の半分以上が住む石狩川流域(札幌市・旭川市などを含む)には大きな
湿原はほとんどありません。
しかし、その石狩川流域には釧路湿原をしのぐ大規模な湿原(石狩湿原)が存在して
いました。開拓の歴史のなかで広大な面積の大半は田畑、住宅地として消滅してしま
いましたが、保全団体の取り組みの成果もあって、その一部は今でも残っています。
マガンの飛来地で有名な宮島沼、貴重な幌向(ほろむい)七草が残っている幌向湿
原、カラカネイトトンボが住処とする篠路福移湿原などはいずれも石狩湿原の名残で
す。
これらの湿原の保全団体は、観察会やフットパスなどのイベントに取り組んでおり、
道内の多くの市民は、様々な湿原に身近に出会う機会に恵まれています。しかしなが
ら、それぞれの湿原の認知度は高いとはいえず、湿原の魅力が幅広い市民に伝わって
いるとはいえません。
本事業では、幅広い市民に分かりやすく湿地の魅力を伝える市民向けフェスタを開催
します。フェスタでは、各団体の取り組み・生息する動植物の紹介、専門家による講
演や開催地の湿地の探索会などを実施します。そして、湿地を活かしたまちづくりや
観光が推進されるよう、湿地に関わる文化を体験する企画を実施します。

一言アピール

石狩川流域の各地に点在している湿地は、規模は小さくとも様々な希少生物に出会える場所です。本事業では湿原の魅力を伝えるだけでなく、広大な湿原が消えていった歴史を学ぶことで、人と自然の共生の在り方を考える機会も提供したいと考えています。

活動時期

文化体験:2019年7月、フェスタ:2019年8月

対象となる希少生物種

カラカネイトトンボ、ツルコケモモ、マガンなど湿地に生息する動植物全般

実施団体プロフィール

特定非営利活動法人 石狩川流域 湿地・水辺・海岸ネットワーク

石狩川流域には湿地(湿原・沼・海岸)が残されており、希少生物をはじめとする多様な生き物のすみかになっています。 湿地の保全・活用に取り組む団体でネットワークを構成し、湿地のもつ豊かな価値を多くの人々に伝えるために、ネットワーク構築事業、保全・研究・利活用に関する事業などを行っています。

特定非営利活動法人 石狩川流域 湿地・水辺・海岸ネットワーク

〒064-0808
札幌市中央区南8条西2丁目5-74 市民活動プラザ星園 201号
TEL:011-200-0973
FAX:011-200-0974
info@ishikarigawa-net.com
担当:鈴木 玲

特定非営利活動法人 北海道NPOサポートセンター

当法人は1998年に設立し、NPOへのサポート事業(各種手続き・会計支援、運営相談等)、NPO向けの講座・研修事業やネットワーク形成などを行っています。また、助成・委託事業として「中間的就労の場開拓に資する社会的企業等支援ネットワーク形成にかかる調査研究事業」(厚生労働省・2014年度)、「県外自主避難者への情報支援事業」(復興庁・2013~2015年度)、「新しい公共支援事業NPO等基盤強化業務」(北海道・2011~2012年度)などを実施してきました。

特定非営利活動法人 北海道NPOサポートセンター

〒064-0808
札幌市中央区南8条西2丁目5-74 市民活動プラザ星園201号
Tel. 011-200-0973
E-mail: npo@mb.infosnow.ne.jp
担当:定森 光