種差海岸の大自然と安全を未来へつなぐために ~生態系サービスと防災の関係性を理解し、人と自然が共生する環境づくりを体感する~
活動内容
種差海岸は青森県南東部の太平洋岸に位置し、荒波の浸食によってできた海食崖と広大な砂浜や自然の芝生が海岸線まで続く独特の景観を形成している。
分布の南限あるいは北限となる植物が多く見られ、650種類以上の野生植物が生息する。
津波の多いエリアであるが、斜面や土の部分の崩壊を最小限に食い止めているのが松林の存在である。
海岸林は潮間帯・海岸の生態系を構成する要素であり、多様な生息環境の創出に貢献する。
しかし昨今の松林の密集や松枯れによる落ち葉で光の遮りからおこる地質の変化を防ぐため、林床管理を行い生物多様性と防災機能を守る必要がある。
海岸地域の生態系(エコシステム)の特質を踏まえた海岸林の整備・保全、自然を守ることの重要性をストーリーで学び、美しい景観を未来に継承するためにも、生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)機能を高める生物多様性保全活動を行う。
実施団体プロフィール
認定特定非営利活動法人 あおもりNPOサポートセンター
青森県唯一の「NPOのためのNPO」として、NPOの設立・運営支援とネットワークづくり、調査研究や政策提言、市民に向けたNPOの普及啓発活動を行っています。同時に地域に新たな価値を見出す活動として、社会教育事業、まちづくり事業、人材育成事業、ボランティア活動の普及啓発などを行うことで、社会課題の解決に取り組み、自立性のある市民社会の実現に寄与することを目的としています。
特定非営利活動法人 ACTY
地域資源に付加価値を創出し、八戸の独自性を明確化、観光・文化・芸術を軸に地域ブランドの構築を目指し、持続可能な地域経済とグローバル人材の育成に取り組むことで、地域の競争力向上に資する活動を展開しています。

