岩手 環境マイスター紫波
川で遊ぶ楽しさ・川の生き物・希少植物・虫・木といっぱいあることを親子で再発見しよう。
城山自然学校
■ 当日のスケジュール概要
午前9時30分に集合し、お手洗いなどを済ませて、9時45分から開会式。
主催者、スポンサーの挨拶や諸注意事項等を説明したのち、5個班編成の3分間隔で、同一コースの観察開始。観察コースの各ポイントで、草花、樹木、昆虫等の生物などの説明をしながら1時間15分ほどの自然観察を実施。その後、会場の城山について、子ども向けの史跡・歴史のお話をして、スタッフも全員加わっての記念写真撮影。
公園内の散歩を楽しみながら麓の福祉センターに移動し、アンケートを書いている間に豚汁の配膳。7月に実施したイベント「あかざわ川水生生物探検発見隊」の、ムービー化した写真を見ながら美味しい豚汁付の昼食をいただきました。
満腹・満足したところで、城山で見る事ができる動物や昆虫、アゲハ蝶、トンボ等について、スライド写真を見ながら15分ほど説明した後、解散式を行い午後1時の予定時刻に解散となりました。
幸いにも天候に恵まれて、参加者の皆さんには楽しい時間を過ごして頂くことができました。
■ イベントの写真
開会式の状況 | 木(杉)の年輪についての説明を熱心に聞く参加者 | |
ノブキの説明を興味深く聞いている子どもたち | 植物の説明を熱心に聞いている子どもたち | |
昆虫を見つけた子どもたち | 当町出身の植物収集家、須川長之助の説明状況 | |
集合写真(腹へったあー! 早く豚汁食べたいよー!!) |
■ イベントを実施して
参加者数:40名(受付者47名の内7名が急用等でキャンセル)
アンケート回答者数:36名(回収率90.0 %)
満足度の平均値:100%
普段散歩やピクニックに来ている身近な公園なのに、注意して見ていなかった植物や生物を観察できたことで、参加者全員に満足していただけたので、主催者としても達成感、充実感のあるイベントでした。
■ 参加者の感想
・自然にふれあいながらの散策はとても楽しく健康的で満足しました。子供がわくわくしながら楽しそうに過ごす姿が親としてみていて嬉しかったです。(30代・女性)
・植物や昆虫のことを教えることができないので、このイベントで子供に教えてもらえてありがたかった。また、子供の楽しそうな様子を見られて嬉しかったです。
(40代・女性)
・身近にある城山に、知らないものが沢山あったことが分かったし、それを説明してもらえて良かった。子供が植物や生き物を見て楽しんでいたので良かった。
(30代・男性)
・住んでいる近くに、こんなにおもしろい所があるのに驚いた。子供の新たな一面も見られてよかった。(30代・女性)
・前回の赤沢川の時はどしゃ降りの雨と雷でしたが、今日は天気にも恵まれて植物も観察できたので満足です。初めて知った植物もありました。(30代・女性)
■ イベントを実施して苦労した点
水生生物については、イベントや水質保全団体への水質調査支援などで実績があり、十分に説明能力を備えていましたが、植物や陸の生き物については、個人で勉強している会員が若干居たものの、イベントとしては初めての経験でした。
このため、コース設定のための事前調査を3回実施したほか、各班の説明能力を揃えるための勉強会も3回実施しました。さらに、各自が図鑑等で猛勉強したり、説明する植物の資料を準備したりと、大変ながらも良い経験でした。
■ イベントを実施してよかった点
子どもたちは、普段何気なく見ている植物の説明を聞き、自然への関心を持った様子が窺えたことから、環境への関心が芽生えたように感じられました。
また、保護者もそのような子どもの様子をみて、単に芝の上で遊ぶだけでなく、このイベントのように観察することも、子どもの学習に必要であると気付いった様子であり、これらのことは、イベントの大きな成果であったと自負しております。
解散後、玄関で見送っている時に、沢山の親子に楽しかったと言ってもらえたことがとても嬉しかったです。
当会の会員には「爪を隠していた鷹」が結構居たことが分かり、また会員全体のスキルアップが図れたことは大きな収穫でした。
今後は、水生生物に加えて、樹木、山野草、陸の動物及び昆虫等についても対応できる自身が付いて、環境マイスター紫波の活動範囲が広がります。
■ 特に寄付が活きたなーと感じた点
将来を担う子どもたちに、自然に接して環境について関心を持つきっかけ作りができ
たものと思います。また、その芽を育むこともできたものと思われることから、日本の自然を守る一助になったと確信しております。
参加者は、子ども・保護者ともに来年も参加したいと思っております。SAVE JAPANプロジェクトの継続を切に希望いたします。