■実施日：2014年8月2日（土）08：00-16：00

■当日の大まかなスケジュール（活動内容）

　多良山系の希少生物をワークショップや映像・講演を通して知ってもらい、自然保護に関する興味を深める事を目的として1日プログラムを実施しました。
　当初、「一般登山コース」と 「ファミリーコース」に分かれ、オオキツネノカミソリの群落の探訪登山を予定していたが、天候が荒れる可能性があったため、「ファミリーコース」の一部のみにコースを限定し、時間を短縮しての開催となりました。

08：00		集合（長崎駅・諫早駅）
10：00		オオキツネノカミソリ等の観賞、ワークショップ
11：30		移動、諫早少年自然の家で昼食
13：00		多良山系の生きものを学ぶミニフォーラム（講演会）
16：00		解散（長崎駅・諫早駅）

 

【あいにくの雨でのﾜｰｸｼｮｯﾌﾟ】		【子ども達も興味津々！？】		【講演会】
【オレンジの花が美しいオオキツネノカミソリ】				【集合写真】

 

■イベントを実施して

参加人数：38名（内、大人33名、子ども5名）
アンケート回答数：33名（内、大人32名、子ども1名）
満足　38%、 やや満足　47%、どちらでもない　9%、やや不満　3%、不満　0%、無回答　3%

■参加者の感想

・天気が雨でおまけに台風も接近、でも参加して良かった。こんな日は自分たちでは行かないしほんとに良かったです。
・講師の先生及びスタッフの対応が極めて良かった。降雨（台風接近）のため、現場での探訪が出来なかったが大変有意義で楽しいイベントでした。（60代男性）
・普段見慣れない植物や自然と触れ合う事ができて良かったです。（男性20代）
・雨で（予定が短縮されて）残念でしたが今年もオオキツネノカミソリ群生が見れて、自然を身近に感じることができました。（40代女性）
・スライドで希少な動植物の説明をしてくださったので分かりやすかったです。（40代女性）

 

■イベントを実施して苦労した点

　前日の段階で、小雨予報（台風も東シナ海を通過中）という、イベントの実施・中止の判断が非常に難しい状況でした。予定を変更し、時間を短縮するかたちで何とか実施はできましたが、当日は申込いただいた人数の約半分がキャンセルでした。

　実施に際しては、雨天用に変更したリスクの低いプログラムに変更し、実施することはできましたが、イベント実施可能時期が、ある特定期間に限定される場合（今回の場合、オオキツネノカミソリが群落で咲いている期間）や、貸切バスなどを使用する活動の場合、予備日の設定が非常に困難だと感じました。

 

■イベントを実施して良かった点

　あいにくの天気でしたが、参加者にとっては普段見られない特別な経験と感じられた方が多かったようです。
　まずは、多良山系を代表する生物である「オオキツネのカミソリ等」を見て興味を抱いてもらい、午後の座学では具体的な絶滅危惧種について知ってもらうというプログラム構成でした。そのため、安全面への配慮からコースの変更を行ったことは、事務局としては少し心残りな部分もあります。
　しかし、貴重な多くの生きものを現地や映像で見る機会を設ける事ができたのは良かった点です。

 

■特に寄付が活きたと感じた点

　講師の先生方、バスの借り上げなどの費用を寄付で賄う事ができ、プログラム内容を充実させる事ができました。
　また、ＳＡＶＥＪＡＰＡＮプロジェクトという媒体を利用し、多くの方に活動の事を知ってもらう事もできました。