岡山 高梁川自然学校設立準備委員会
高梁川上・中流域の環境保全と暮らしを学び・体験しよう!
今、生物のために出来ること① ~ブッポウソウの巣作り体験~
◆当日のスケジュール
(時間・概要)/(場所)
9:00 集合・開会式/「高梁美しい森」ビジターセンター
9:15 ブッポウソウの生態についての講義(講師:岡山大学大学院黒田聖子氏)/同上
10:00 「高梁美しい森」内の散策
12:00 昼食/「高梁美しい森」ビジターセンター
13:00 ブッポウソウ巣箱づくり/「高梁美しい森」ビジターセンター外の広場
13:45 巣箱設置場所の見学/高梁市内の田畑など
15:00 閉会式/「高梁美しい森」ビジターセンター
◆写真
ブッポウソウの講義 森の環境変化を学ぶ
カッコウが作った自然の巣を観察 森林の中を更に観察
共同して巣箱作り体験 ブッポウソウの巣箱完成!
◆イベントを実施して
・参加人数:12名
・アンケート回答者:11名
・参加された方の満足度(割合):満足7名、やや満足4名
◆参加者の感想
(アンケート結果より抜粋)
・普段とは大きくちがった環境の中を歩いたり、全く知らなかったブッポウソウの生態を勉強して気分がリフレッシュできました。 (女性/40代)
・環境に関して総合的な視野で開催されている。(男性/70代)
・岡山県の自然に触れる機会があまりなかったので、詳しい説明をいただきながら色々と知ることができた。(男性/50代)
・山の中を歩きながらたくさんの動植物のお話を聞けたので、とても有意義でした。(女性/30代)
・鳥の生態など勉強になった。(女性/年代未回答)
◆イベントを実施して苦労した点
県内の多くの大学で学園祭が開催される時期と重なり、里山保全の担い手としても期待する若者からの集客が振るわなかった。今後は各大学のゼミ等とも連携し、声掛けを行っていく。
◆イベントを実施して良かった点
ブッポウソウの生態について、全国有数の繁殖地である岡山でどのように暮らし、何が課題となっているのか、冒頭の講義では豊富な写真や記録映像、時折クイズも交え分かりやすく解説していただき理解を深めた。
その後実際に「高梁美しい森」の中を歩きながら、環境の変化、生物が生息する為の条件について解説頂いた後に、ブッポウソウの巣箱作りを体験した。里山整備と希少種生物の生息環境のつながりを座学・体験・実地を通じて考えることにより、自然や生命の循環を作ることの困難さと尊さを学ぶことができた。いずれも専門的な講師及び実践団体の協力を得られたからこその成果であった。
◆特に寄付が活きたと感じた点
参加費を無料として開催したことで、参加者にとって敷居が低く、参加しやすいプログラムになったと感じている。また講師や協力団体に対して適正な謝金を支払うことができ、環境保全を担う人材の育成にもつなげることができた。
事前の打ち合わせや下見を入念に行うことができ、安全面に配慮したプログラムを実施することができた。