SAVE JAPAN プロジェクト 2015

レポート

「ゲンジボタルを守ろう」《カワニナ繁殖大作戦》

2015年09月27日(日)実施
  • 昆虫・その他
  • 里山

レポート

ゲンジボタルを守ろう(カワニナ繁殖大作戦)を実施しました。
ホタルを守ることは、エサになるカワニナの生息環境を守ること。
ゲンジボタルの幼虫のえさになる「カワニナ」を増やすことにつながります。
今回初めてのイベントでしたが、150名と多くの皆様の参加をいただきました。

当日のスケジュール

08時20分 集合(場所:前橋市田口町ホタルの里)
08時30分 開会式
      趣旨説明・各団体紹介・ホタルの解説・作業説明
      グループ分け・グループミーティング
08時50分 2班に分かれ、グループごとに担当作業場所へ移動
09時00分 作業開始(適時休息)
11時30分 作業終了
      集合:作業場所にて
      ホタルの生態について
      現状と今後の取り組みについて
11時50分 アンケート記入、記念撮影
12時00分 解散

実施内容


・カワニナが生息する川の下草刈り:繁茂する草の刈り込みと川さらい
・ゲンジボタルの生息環境の整備:雑木林の剪定と散策路の整備
・カワニナ繁殖場の設置:下草刈りと水路の設置
・ヘイケボタルの生息環境の整備:幼虫のえさになる田の草刈り作業


カワニナ繁殖場の設置:下草刈り




カワニナが生息する川の下草刈り:繁茂する草の刈り込みと川さらい




ヘイケボタルの生息環境の整備:田の草刈り作業




ヘイケボタルの生息環境の整備:刈り取った草を馬牧場へ運搬


ホタルの生態について解説:現状と今後の取り組みについて






このイベントで得られたこと

  • 懸案であったカワニナ繁殖施設作りの大きな一歩が踏み出せた。
  • 参加者の皆さまに里山の保全をすることでホタルの生息環境を守れることに気づいて頂けた。
  • 継続的な保全が持続可能な環境整備には欠かせないことをご理解いただけた。

参加者の声

  • 草むしりはちゃんとやると楽しいです。(30代・男性)
  • 一つの種の生物を保護する時に考えなければならない事象についてし知ることが出来た。(50代・男性)
  • もう少し生産性をあげる(草刈機の利用)必要があるのでは。
  • 先日ホタルを見にきたばかりでしたが、裏ではこのような保全活動がされているのを実感しました。(30代・男性)
  • きちんとホタルの生態、イベントの実施の意味を説明して下さり、分かりやすかったです。(40代・女性)

イベント実施結果

参加者数
大人:139名 子供:2名
アンケート回答数
大人:77名 子供:0名 回答率:54.6%
実施してよかった点

・はじめて環境保全活動に参加できた
・管理団体と参加者の交流を深めることが出来た
・今後も参加したいとの声が多かったこと

実施して苦労した点

・事前準備の段取り(事務的・作業等)
・参加者へ知らせる広報の内容の決定
・管理団体とのすり合わせ(情報共有・作業の管理等)

特に寄付が活きたと感じた点

・管理団体単独では成し得ない作業の実施が実現
 できたこと

・活動で必要な物品の購入や広報がしっかりできること
・多くの参加者さんへの満足度を引き上げられたこと