SAVE JAPAN プロジェクト 2015

レポート

誰にでもできる環境保護ボランティア

2015年08月30日(日)実施
  • 昆虫・その他
  • 湿原

レポート

 天候には恵まれませんでしたが35名が参加、環境ボランティア体験としてアメリカザリガニの捕獲に取り組みました。水槽の魚を観察し説明を聞きました。メダカが激減した理由や田んぼとの関係の話しも興味深く、楽しく学ぶことが出来ました。最後は集会所にてスイカ割りをしました。

当日のスケジュール

 9:00~ 9:20 集合・受付
 9:20~ 9:30 ごあいさつ
 9:30~10:00 水路に棲む生き物たちの水槽の観察と説明
10:00~10:45 水田ビオトープ周辺でアメリカザリガニ釣り
10:45~11:30 集会所に移動
        お話し「メダカはどうして減ってしまったの・水田とメダカ」
        
スイカ割り。
        アンケート記入
12:00     解散

実施内容

開会式
 晴れてくれ!という願いにもかかわらず、少々天候には恵まれませんでした。事故が無いように気を付けながら、「誰にでもできる環境保護ボランティア体験」がスタートです。


水路に棲む生き物の観察
 メダカやオイカワ、ナマズ、モクズガニなど、水路に棲む生き物たちを観察しました。磯田先生が熱心に説明していただき、参加者の皆さんもお話に聞き入っていました。


アメリカザリガニの捕獲
 用水路でスルメをつけてメダカの天敵アメリカザリガニを釣りました。

わずか45分で300匹もゲット!

メダカのお話し
 集会所に移動、山田先生の田んぼとメダカの関係のお話し。メダカが減っている理由が分かりました。


スイカ割り
 最後はスイカ割りで楽しみました。お腹いっぱいスイカを食べました。


ご参加、ありがとうございました。

このイベントで得られたこと

 最初に、水槽の中の魚たちを観察し、磯田先生に魚の説明をしていただきました。こんなに多様な生物が近くにいる環境を守る大切さを感じました。天候には恵まれませんでしたが、カッパを着てザリガニ釣りを楽しみ、「環境保護ボランティアって楽しい」と大人も子どもも思いました。「メダカが減ったのは農業の衰退と関係があった」という山田先生のお話も為になりました。

参加者の声

  • 天気が良ければもっとザリガニが採れたかな?少しでも協力できた。(60代男性)
  • 子どもが喜んでくれたから。近所にメダカがいることをよく知らなかったから知るきっかけになった。(30代女性)
  • 子どもから大人までザリガニ釣りが楽しめた。(40代女性)
  • 基盤整備事業の話や田んぼが増えた話など興味を持てました。もっと聞きたかったです。(60代男性)
  • 水槽展示の魚のオイカワ・ナマズ等とメダカの関連などが分かって面白かった。集会所の講話も良かった。(70代女性)

イベント実施結果

参加者数
35名
アンケート回答数
28名
参加者満足度
100%
実施してよかった点

夏休みも最後でしたが熱心な方々が参加してくれました。初めてボランティア活動を体験した方も多く、「楽しい」と感じ満足していただけたのは主催者としてうれしい限りです。魚の観察は質問が飛びかい、生態系に興味を持った方が多くおられました。この環境は守らなければならないと考える人が一人でも増えればうれしいです。

実施して苦労した点

天候には恵まれませんでしたので、事故のないように計画を縮小しました。ザリガニ釣りの時間を短縮し、雨のかからない場所での観察や、集会場を借りての講話を主体にプログラムを変更しました。

特に寄付が活きたと感じた点

寄付をいただいて、田んぼに水が無い時期にメダカが避難できる新ビオトープも出来上がり、水路からメダカが入り始めました。メダカを含む生態系の保全を推進することが出来るようになります。今回は使いませんでしたが、胴付き長靴や、草刈り機など高価な装備を揃えることができ、環境保全活動がより効果的に行えるようになりました。