SAVE JAPAN プロジェクト 2015

レポート

見沼ベルダたんけん隊 春のお宝さがし

2016年03月06日(日)実施
  • その他植物
  • はちゅう類
  • 両生類
  • 湿原
  • 里山

レポート

申込者が145人となり定員を100人にした。保護しているニホンアカガエルの卵が孵化し、元気に泳いでいるオタマジャクシを観察した。また、伝説の見沼の龍(長さ8m)をカヤで再現し、参加者に喜んでもらうと同時に、周辺の観光名所にした。

当日のスケジュール

09:45 受付開始

10:00 挨拶・オリエンテーション

10:20 3班に分かれて観察会

 ①埼玉県緑のトラスト1号地の竹林観察とお宝探しコース
 ②見沼たんぼの湿地及び生き物観察コース
 ③鉛筆立て製作とミニ水族館見学コース

12:00 感想・まとめ・記念撮影・アンケート

12:00 マシュマロバーベキュー

12:30 解散

 

実施内容


みんなそろってハイチーズ(雨が降らなくてよかった~)



埼玉県緑のトラスト1号地内の竹林観察とお宝さがし



見沼田んぼの湿地体験と生き物観察



湿地の中でアカガエルの生態と生物多様性の説明(うん、ウン、ふん、フン)



元気に泳ぎ回っているアカガエルのオタマジャクシ



帰ってきた見沼の龍(おおっきぃ~)



鉛筆立て製作(竹を切るのはむつかしィ~  でもおもしろ~い)



アンケートを書かないと次のプログラムに進めない(うーん項目おおすぎぃ)





このイベントで得られたこと


・37組の親子連れに見沼たんぼの自然を体験してもらえ、知識も持ち帰ってもらったこと。

・地元の環境保護団体「エコ・エコ」の活動が広く知れ、募金をしてくれた人やファン
 ができたこと。

・エコ・エコさんが、駐車場を貸してくれた寺院、トラスト地を開放してくれた緑のトラ
 スト協会、ミニ水族館を展示してくれた公園緑地協会等多くの協力者を獲得して
 100人規模のイベントができたこと。

・エコ・エコの会員が1カ月掛けて、伝説の見沼の龍を復活させ、見沼らしいオブジェ
 ができ、観光名所になったこと。

・エコ・エコさんが、100人規模の観察会をさいたまNPOセンターの助言のもと習得
 したこと。

・99人からの参加者から、子供を含め全員からアンケートが回収できたこと。

参加者の声

  • 子供が自然に対して興味をもった。(40代・女性)
  • 身近にこんな貴重な自然が残っていることを知らなかった。(30代・男性)
  • 植物や生物について詳しく説明をいただき、子どもはもちろん私自身も楽しく学べました。(40代・女性)
  • 普段体験できないことを、子どもと一緒にできて本当に良かったです。近くにこんなステキな場所があるなんてうれしいです。(40代・女性)
  • 今まで知らなかったことが知れたり、普段できない体験を子どもにさせることが出来たのでとても楽しかったです。(30代・女性)

イベント実施結果

参加者数
99人
アンケート回答数
99人(うち2通は無効のため、集計は97人)
参加者満足度
77%
実施してよかった点

(1).100%近くの参加者から、満足・ほぼ満足の
   評価を頂いた。

(2).身近に、保護すべき素晴らしい環境があるという
   ことを多くの方に知っていただいた。

(3).イベント終了後にお礼の連絡を受け、パワーを頂
   いた。

(4).「エコ.エコ」と「さいたまNPOセンター」との
   信頼関係が醸成された。

   ①数時にわたるミーティングや現地下見を繰り
    返し、齟齬が無いよう情報共有を十分行った。

   ②当日の観察会の任務分担を明確にし、双方
   協力のもと観察会が実施された。

   ③「エコ.エコ」がフル稼働して23人のボランテ
   ィアさんが参加した。

実施して苦労した点

(1).夏のイベントに参加できなかった家族を中心に募集
    した。

    ①子供が興味を持ちそうなプログラムにした。

    ②チラシにも工夫を凝らし、表面のみで内容が
      分かるようなチラシを作製した。

    ③募集定員を50人にしたが申し込みが多く、
      100人に拡大した。

    ④現地でのキャバを大きく超えるので、100人
      の受け入れる体制とプログラムに工夫を凝
      らした。

(2).現地集合としたため、駐車場の確保が大変だった。

(3).100人分のお宝発見ゲーム用のお土産を用意
   するのが大変だった。

(4).アンケートの回収率を上げるために下記の方法
   を取り入れた。

   ①アンケートを提出してから次のプログラムに
    進めるような動線を作った。

   ②全員にいきわたるようバインダー(100枚)
     をセッティングした。

   ③子どもに用アンケートは、記入しやすいよう
     フォーマットを工夫した。

   ④アンケートを記入しやすいタイミングをはか
     った。

 (5).ドタキャンの発生しないよう直前に2回連絡
    を入れた。
    その甲斐あって、ドタキャン”ゼロ”だった。



特に寄付が活きたと感じた点

(1).デザイン性の高いカラーチラシが制作できた。

(2).学習用教材としてのパンフ「見沼ベルダの生き物
 たち」を制作出来た。

(3).送料を心配せずにいろいろな団体・関係者に送
 付できた。

(4).優秀な自然観察指導員を確保することができ、
 観察会の内容が楽しくかつレベルの高いもの
 になった。

(5).炭火焼のマシュマロバーベキューが好評で、
 大人も子どもたちも夢中でマシュマロを焼いて
 いた。
 この企画も寄付があったらできたのであって、
 初めて体験したこの企画にみなさん喜んで下
 さった。

(6).この日に備えてエコ・エコさんが、1カ月前から
 準備して下さったが、龍などの出来栄えもさる
 ことながら、寄付があってこそ無理が言えた。