SAVE JAPAN プロジェクト 2015

レポート

郷土の歴史も学べる!巨木観察ツアー

2015年11月15日(日)実施
  • 市街地・公園
  • 森林

レポート

11月に入ると、各地から紅葉の頼りが寄せられ、山口県山陽小野田市の木々も色づき始めました。
今回は、そんな秋めいた中、郷土の歴史を学びながら色づき始めた巨木を観察し、先人に思いをはせるようなイベントを実施してみました。
山陽小野田市内にある17カ所の観察ポイントを選定し、自然観察指導員の方による巨木の解説に加え、山陽小野田市文化財審議会委員の方に郷土史を話していただきつつ、実施しました。
定員を超える人数の応募をいただき、大変盛況で参加者のみなさんにも満足していただけた様子でした。

当日のスケジュール

◆受付(山陽小野田市役所前集合) 8:30~9:00

◆開会、講師紹介、ガイダンス 9:00~9:30

◆巨木観察会1(旧小野田市) 9:30~12:30

◆巨木観察会2(旧山陽町) 13:10~15:30

◆アンケート記載、閉会 15:30

実施内容

◆開会、ガイダンス

今回も、SAVEJAPANプロジェクトの概要をお伝えしつつ、今日の流れや留意事項をお知らせしました。
また、今日のイベントで巨木と郷土史の解説を担当する、自然観察指導員の方と郷土史の専門家をご紹介しました。


◆巨木ツアー・神社付近

山陽小野田市内のあちこちに自動車で出向き、巨木を目前で観察しました。

山林の奥深く・・・までいかずとも、町のあちこちで巨木を見つけることができます。よくあるのは、神社やお寺の界隈。自然と隣接・同居する神社仏閣の空間を通じ、その裏手や少し奥深いところに足をのばしてみると、様々な巨木の姿を見ることができました。




◆巨木ツアー・その他

神社界隈の他にも、様々なポイントで観察してきました。
ポイントに遺跡等があればそれを活用しながら、郷土史の解説も加えつつ、自然と歴史に思いを馳せながらツアーリングしました。



◆集合写真、閉会

参加者の方々はそれぞれに巨木を通じて、市内で生息する自然や、現在にいたる自然環境をふくめたこれまでの歴史に感じ入りながら、ツアーは無事に終了しました。

このイベントで得られたこと

昨年度にも同趣旨のイベントを行ったが、前回は偶発的に「巨木を見ながら地元の歴史についてもスタッフがコメントした」部分が好評であったので、今回は「自然と歴史」を両方味わえるような企画とした。
その結果、歴史関連の話が補足する形で、参加者に地元の自然(環境)への関心をより強く持っていただくことにつなげられたことが収穫だった。

参加者の声

  • 身近な環境(素晴らしい種)と自然保護の必要性を感じた。多謝。(70代・男性)
  • 前回参加して見落としたところもあるし、何度参加しても感動します。癒されます。木を見るということに関心が出てきました。(60代・女性)
  • 自然を守り、環境を整える活動に関心した。(50代・女性)
  • 市内に住んでいるが、知らない場所や木が多くて満足できた。(60代・女性)
  • 古きもの、建物、自然に関心が深まった。(70代・女性)

イベント実施結果

参加者数
29名(全て大人)
アンケート回答数
29名(全て大人)
参加者満足度
83%
実施してよかった点
・巨木があるところには歴史があり、自然とともに歴史も知ることができ、
 参加者が満足されて今後への期待も寄せられたこと
・観察訪問先のお寺やお宮から好意的な協力を得られたこと
実施して苦労した点
・事前に複数のお寺やお宮に訪問観察を依頼し、了解を得たこと
・歴史等について事前に調査
・秋のイベントシーズンで、他の行事と重なっていたこと
特に寄付が活きたと感じた点
・寄付のおかげでバスを借り上げることができたこと
・講師の謝金などの経費負担ができ、行事を拡充することができたこと
・行事の拡充により、山陽小野田市の自然と素晴らしさや歴史を知っていただいたこと