SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

レポート

湿地を楽しく体験・学ぶ しめっちフェスタ

2019年08月25日(日)実施
  • 湿原

レポート

石狩川流域 湿地・水辺・海岸ネットワークの『しめっちフェスタ』を、宮島沼で開催される宮島沼カントリーフェス』と同時開催しました。メイン企画のラムサール条約にも指定されている宮島沼を背景にしたブル―グラスの演奏会、本フェスに合わせて作成したグッズの販売、湿地に関するポスター展示、ミズゴケの展示、はまなすの花びらでポプルづくり体験など盛りだくさんの企画を実施し、大勢の人たちに参加していただきました。

当日のスケジュール

10:00 宮島沼 カントリーフェス 開始/ポプリづくり体験・ポスター展示など

13:30 しめっちフェスオープニング/ブルーグラス演奏会

15:00 解散

実施内容



カントリーフェス会場の一角に、しめっちフェスタのブースを用意しました。湿地の成り立ちや役割、再生にむけた取り組みなどを紹介するポスターを展示しました。また、これまで作成した缶バッチなどのグッズに加え、今回のフェスタのために作成をした「エゾホトケドジョウ(湿地に生息)」の編みぐるみも販売しました。



編みぐるみはたわしにもなる優れもので、宮島沼に飛来するマガンのあみぐるみを中心に、地元の方がたくさんの方購入しました。



湿地に生息するミズゴケの実物を用意しました。実際に触れることができるため、子ども達も触っていました。メンバーが解説をしています。



はまなすの花びらでポプルづくり体験です。ネットワーク構成団体で活動をしている子どもたちもスタッフとして活躍しました。


石狩川流域 湿地・水辺・海岸ネットワーク代表の鈴木玲氏より挨拶。軽トラを舞台にして、ネットワーク団体の活動内容や本フェスタの趣旨を説明しました。


損害保険ジャパン日本興亜㈱の戸田札幌支店長も軽トラに乗って挨拶。社員の方も大勢参加してくれました。

メイン企画の「ブルーグラス演奏会」。軽トラ3台を用意してのステージ。演奏者はホースボーンブラザーズで、宮島沼をバックにした素敵な雰囲気の中での演奏となりました。

最後には石狩川流域 湿地・水辺・海岸ネットワークのためのオリジナルソング「しめっちソング」を演奏してくれました。今回のフェスタのために制作した曲です。耳に残るソングで帰り際に子ども達が「しっち(湿地)しっち(湿地)」と口ずさんでいたのが印象的でした。

石狩川流域 湿地・水辺・海岸ネットワークの構成団体に関わる子どもたちも大活躍でした。



このイベントで得られたこと

・フェスタに参加してくれた方に、ポスター展示等を通じて湿地の魅力が伝えられました。また、湿地が失われていった背景なども説明をしたことで、参加者の方に湿地の保全の難しさなどを伝えることが出来ました。

・湿地に馴染みのない幅広い年代・地域(近隣以外の市町村からも参加あり)の人たちに参加してもらえたことで、湿地に関心を広めることができた。

参加者の声

  • ・深刻なテーマを楽しい雰囲気の中で考えられて良かった。
  • ・掲示物でのインパクトで人の心を動かすのは中々難しい。ただ、LIVEで楽しめました。
  • ・湿地の希少生物の危機的状況が知れた。もっと周知させてほしいです。
  • ・環境イベントなのに音楽やおいしいものもあり楽しかった

イベント実施結果

参加者数
150(ブース訪問者数)
アンケート回答数
46 ※主に演奏会を聴いていた方
参加者満足度
93%
実施してよかった点

・湿地の魅力を多くの人に知ってもらうことが出来ました。

・石狩川流域湿地・水辺・海岸ネットワークの説明もしたことで、ネットワークの存在をより多くの方に知ってもらう機会になりました。

・音楽など楽しいイベントにすることで、湿地への関心を幅広い方に持ってもらうことができた。

実施して苦労した点
・団体の会員数増加につなげることで今後の活動にも関わってもらいたかったが、本フェスタでは会員増にはあまり繋がらなかった。
特に寄付が活きたと感じた点

・軽トラでのステージを用意することができた。また新しいグッズを開発することができた。

主催・共催

共催

石狩川流域 湿地・水辺・海岸ネットワーク

宮島沼水鳥・湿地センター

協力・後援等

協力・後援等

認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター

協賛
損害保険ジャパン日本興亜株式会社