[兵庫]寺田池協議会 日本のカメや水草、貝からいろんなことを教えてもらおう!

寺田池のシンボルから学ぶ、人と自然のかかわり

■プログラム

寺田池のシンボルから学ぶ、人と自然のかかわり

 

 

■プログラム実施日

プレイベント:

ミシシッピアカミミガメ生態調査(グループによる参加競技)

2012年8月19日(日)9:00-11:00

本イベント:

在来種を守り育てるイベントと寺田池水質向上実験の経過発表会

2012年8月26日(日)9:00-14:00

 

 

■当日の大まかなスケジュール

寺田池に隣接する兵庫大学の教室で、寺田池に暮らす在来種・外来種のカメの生態や、水草ガガブタの魅力、ヌバタマ貝による水質向上実験の報告を聞きました。ボートに乗って水上から、あるいは池周辺の各ポイントでの自然観察会、ミシシッピアカミミガメの捕獲生態調査、寺田池にまつわるウルトラクイズ大会など、子どもも大人も真剣に楽しみました。また地域町内会の皆さんや地元小学校PTAのご協力による模擬店や県立農業高校の野菜即売会もイベントを盛り上げてくれました。暑い一日となりましたが、事故なく無事終了しました。

 

農業高校の生徒さんによる研究結果発表
カメの捕獲
専門家の説明
農業高校の生徒さんの研究発表 カメの捕獲実態調査 専門家の先生から説明をききます

 

貝の見学
記念写真
貝について学びます 寺田池をバックに記念写真

 

 

■プログラムを実施して

参加人数:約150名

アンケート回答数:34名

平均満足度:82.12%

 

 

■参加者の感想

・ボート、カメをさわったこと(男子小学生)

・カメのからあげがおいしかった(男子高校生)

・寺田池の水質保全活動がんばってください(20代男性)

・カメの生態の話が印象に残っています。子どもたちは楽しんでいました(50代女性)

 

 

■プログラムを実施して苦労した点

・昨年の反省から、出来るだけ早い時期に開催日を決定し、広報や各町内会を通じてイベントのPRを行うため、早い段階からスタッフ会議を持つなど動き出しましたが、地域の夏祭りや地元主催のイベントとの日程調整に苦労しました。結果的に、昨年より1ヶ月遅い日にち設定となり、子どもたちの夏休みの自由研究には遅すぎた感があります。

・環境保護のイベントでありながら、アカミミガメ(外来種)の捕獲数や個体の大きさを競う内容や、外来種が試食できるコーナーを設けることについて、地域住民から誤解を招かぬよう寺田池新聞等に説明文を加えるなど配慮しました。

・今年は池の水位が高く、ガガブタの生育が進んでおらず、群生はほとんど見られませんでした。本番20日程前から池の水を落とし始めましたが、その後も生育の兆しはないまま本番を迎えました。ガガブタの群生が観察できず残念。

・本番当日は非常に暑く、陰を確保するためのテントを増やしたり、給水などの熱中症対策に苦労しました。

 

 

■プログラムを実施してよかった点

・昨年に続き、地元町内会や小学校のPTAの協力が得られ、スムーズに準備、運営ができました。結果的に口コミによるPRができました。

・人気のゴムボートの乗船や、かこがわ冒険団による寺田池プレイパーク(遊び場)の提供により、ファミリーでの参加が多くみられました。

・今年は別の池で捕獲されたカミツキガメ(外来種)の試食(唐揚げと甘辛煮)を行い、好評でした。

・参加者に対し、「外来種といえど命がある」「生態系を崩したのは人間のせい」「人間が外来種を増やす手助けをしている」「私たちは何をすべきか」など、昨年度より一歩突っ込んだメッセージが伝えられたと思います。

 

 

■特に寄付が活きたと感じた点

・スタッフ同士の連帯感、連合町内会、兵庫大学をはじめとする関係団体のバックアップにより、行事への参加意欲も強く感じられるようになりました。

・大きなイベントを開催することができ、池やガガブタの認知度もアップしていることが実感できました。

・事前に寺田池新聞を発行、関係町内会約6,000世帯全戸に配布することにより、イベントに参加できなかった住民への情報発信ができました。

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