SAVE JAPAN プロジェクト 2013

三重 大杉谷自然学校

鳥羽の海岸と藻場を守ろう

アマモ場の生き物観察と浜辺のゴミ拾い

■テーマ:鳥羽の海岸と藻場を守ろう!

 

■実施日:2013年9月7日(土)10:30-14:00

 

■当日の大まかなスケジュール
海の博物館ホールにて開会式を行った。アマモ場についてのお話を聞と、海に浮遊するプラスチックゴミ問題について10分程のビデオを見た後、アマモ場のある浜辺へ移動。
ゴミの分別についての説明を聞いてから、可燃ゴミと不燃ゴミに分けて、浜辺に落ちているゴミを拾った。発砲スチロールゴミが多く見られ、皆で協力して拾ったゴミは1時間程度で軽トラ1車いっぱいになった。
浜辺で昼食後、アマモ場の生き物を網で捕まえて観察した。10種類以上の小さな魚やイカ、エビなどを捕まえ、学芸員の方からお話をお伺いした。よく知っている魚が幼魚の間、アマモ場で育つこと、ここ50年で100分の1にアマモ場が減少している現状を聞いた。多様な生き物を観察し、アマモ場の魅力や重要性を感じでもらうことができた。最後にホールにてアンケートを記入し、終了した。

 
 
【オリエンテーション】   【ゴミ拾い方法説明】   【ゴミ拾い開始】
 
 
【浜辺を隈なく清掃】   【拾ったゴミ】   【アマモ場の生き物探し】
 
 
【生き物観察】   【様々な魚を観察】   【記念撮影】

 

■イベントを実施して
参加人数:33名(内、大人25名、子ども8名) アンケート回答者:25名(内、大人22名、子ども3名)
満足度:満足 59%、やや満足 27%、どちらでもない 9%、やや不満 5%

 

■参加者の感想
・今まで知らなかった海の汚染や生物に知れてよかったです。(30代・女性)
・実際に海に入ってたくさんの生き物がとれ、いることがわかった。海のおせんがしんこくな事がわかった。今まで以上にふだんからゴミにたいして考えないといけないと感じた。(30代・男性)
・普段触れることのなかった海の生物を、間近で見ることができた。も場の大切さを知ることができた。海の生物が安全に育むために、自分たちができることを考えたい。(30代・男性)
・ごみが多くて悲しい気分になったとともに、まだその海にたくさんの生き物が残っているというかすかな希望も持てたから。勉強になりました。 (30代・女性)

 

■イベントを実施して苦労した点
・ 潮の満ち引きに合わせてプログラムを実施するため、開催日に融通が利かない点。
・ 1回目と2回目のプログラムに変化をつけたが、2回目のリピートにつながらなかったこと。

 

■イベントを実施してよかった点
・ 参加者の力で多くの浜辺のゴミを拾え、アマモ場の保全に役立ったこと。
また、参加された方がアマモ場の生き物観察を通して、人の影響で環境が変化している現状や自らの暮らしについて考えるきっかけとなったこと。

 

■特に、寄付が活きたと感じた点
寄付金を利用して、隣接する博物館へ入館し、海の環境について理解を深めることができた。また、海に詳しい専門家を講師として呼ぶことで、参加者が普段はなかなか知らない海のことについて詳しく知ることができた。
プログラムで使用する道具類等を揃えることができた。
アマモ場についてまだまだ知らない人が多いなか、チラシの配布や印刷へ予算を使用することができ、広く広報することができた。