SAVE JAPAN プロジェクト 2013

宮城 蒲生を守る会

震災後、よみがえりつつある蒲生干潟と貴重な生き物を観察しよう

震災後、よみがえりつつある蒲生干潟と貴重な生き物を観察しよう    ~干潟の小さな生き物たちに会いに行こう!干潟の生き物観察会~

 

■当日の大まかなスケジュール

 前日までの雨や曇り空から一転、当日は梅雨明けの晴天に恵まれ、蒲生干潟生き物観察会を実施することができました。今回の観察会は、蒲生を守る会にとって、震災後初めて開催するものです。
2011年3月の東日本大震災で発生した大津波によって、干潟や周辺地域は、無残な状態になってしまいましたが、干潟生態系はゆっくりと、しかし着実に以前に近い状態に戻りつつあります。
 今回は震災を乗り越え、けん命に生きている生き物たちの観察を行いました。

8:00~ 仙台駅出発、貸切バスで移動
8:45~ 蒲生干潟到着
9:00~ 開会式、オリエンテーション
9:30~ 生き物調査開始
11:00~ 調査結果のまとめ
11:45~ 蒲生干潟出発、12時40分仙台駅へ到着、解散

【開会式にて 損保ジャパンさま 日本興亜損保さまよりpurojekuto 】
【開会式にて 損保ジャパンさま 日本興亜損保さまより、プロジェクトについて説明】
         

 

 

 

 

 

 

【蒲生を守る会より、調査の方法について】  

 

 

 

 

 

 

 

■イベントを実施して

・参加人数:計112名
(参加者:94名、蒲生を守る会スタッフ7名、杜の伝言板ゆるる5名、ボランティア3名、
 日本NPOセンター、損保ジャパン、日本興亜損保)

アンケート回答者:77名(大人56名、小学生以下21名)

・参加された方の満足度(割合):大人のみの回答 満足または、やや満足の方が96%

※4日に実施した、生き物調査結果については、こちら 

干潟観察会調査結果(完成版).pdf

 

 

■参加者の感想
・スタッフの方々の詳しい説明が良かった(60代男性)

・自然観察に参加したが、ていねいに説明していただいて、わかりやすかった。干潟がだいぶ戻ってきたとのこと。人工物を減らして生き物のためにしてほしいと思った(60代女性)

・専門家の方が教えてくれるので、新しい発見や親がわからないことを子供が知れた(30代女性)

・回復しゆく干潟の姿を間近で見られたことが、よかったと思います(10代男性)

・個人、家族単位では、なかなか経験できないことを体験させていただいた(40代女性)

・初めて子どもにカニを見せられた。様々な活動があることを知った(30代男性)

・専門家の方が沢山いたので、色々教えてもらえた。バスの中での案内・お話も丁寧でわかりやすかった。とても貴重で、濃い内容の体験が出来て良かった(30代女性)

・普段見れないものが見れたし、今まで興味がなかったけど来てみて、知って、とても興味が出てきた(30代女性)

・調査活動と、最後の講評から、生命の大切さと、干潟の生物による再生力の強さを感じました。自然の偉大さを知る、とても貴重な機会となりました(20代女性)

 

■イベントを実施して苦労した点

・予想以上の参加者数だったことで、熱中症対策や、子どもたちへの気配りが必要でした。

・被災地、そして屋外での活動だったため、周囲に使用可能な公衆トイレがなく、仮設トイレを持ち込んで対応した。

・海辺も近く、地震が発生した場合の避難方法や、参加者への声掛けについて、打合せ、現場下見を数回行い、検討した。

 

■イベントを実施してよかった点
・当日の参加人数から、団体が持つ強みを生かして、それぞれ広報することができ、多くの市民を巻き込み、開催することができた。

・震災後、初めての観察会で、地元参加者とともに、少しずつ着実に再生している干潟の現状を観察することができた。

 


■特に、寄付が活きたなーと感じた点
・SAVE JAPANを昨年度から実施し、今年度も引き続き参加した家族1組がいた。
 「昨年度の体験が、とても楽しく参加できた。今回の内容や団体にも、興味を持ち子どもと参加した」という感想があった。
 一時的な参加者ではなく、継続して環境活動に興味関心を寄せてもらうことに、つなげることができた。

・会場までの移動手段や、準備物を団体として準備することができ、参加者にとって、気軽に参加できる観察会になった。