宮城 蒲生を守る会
震災後、よみがえりつつある蒲生干潟と貴重な生き物を観察しよう
生き残った海岸の自然と生物の観察ツアー
■当日の大まかなスケジュール
今回は蒲生干潟だけでなく、名取、岩沼といった仙台湾沿岸の海岸線をバスで移動し、津波の被害から再生しつつある自然、新たに形成された湿地帯、現在進んでいる復旧工事について観察しました。
8:00~ 受付開始
8:20~ 参加者集合時刻
8:30 仙台駅出発
9:10 向洋海浜公園にて開会式
9:25~ 蒲生海岸について説明 パネル等使用
10:20 井土浦 藤塚着
11:40 岩沼市下郷地区赤井江付近着
12:15~ 閉会式
13:15 仙台駅前到着、解散
開会式・日本興亜損害保険株式会社 仙台支店 秋葉さまより、今回の取り組みについてお話いただきました。
【震災後から、現在までの変化と再生について、蒲生を守る会から説明】
【井土浦 藤塚にて、表層にいる生き物や、鳥類の観察】
【岩沼市下郷地区赤井江付近で、藤塚との比較】
■イベントを実施して
・参加人数:計30名
(参加者:20名、蒲生を守る会スタッフ4名、杜の伝言板ゆるる4名、ボランティア1名、日本興亜損保1名)
アンケート回答者:19名
・参加された方の満足度(割合):満足または、やや満足の方が16名84%
■参加者の感想
・ 震災後の状況が今までなかなか機会がなくこの目で見ることが出来ずにおりましたが今回のイベントを通して、将来のことを考えるよい機会になった(60代男性)
・ プログラムの内容が大変良かった(50代男性)
・ 予想より充分な内容。一般には見れないところ(堤防)が見れて、認識を新たにした(60代男性)
・ 時間、コース等◎、自分が知りたかった事がコンパクトに詰まっていた(40代男性)
・ 個人では見られない場を見学させていただき又有意義なる説明を聞いて勉強になりました(70代女性)
・ 先生方やスタッフの方々が非常に親切で、ゆったりとしたペースで参加できました。何より見識が深まったことに非常に感謝致します(40代男性)
・ 被災地に住みながらも知らなかった沿岸部の現状を、専門家の方のお話を聞くことにより良く知ることができた。実際に見ながらお話を聞くことができたので、理解度は高かったように思います(30代男性)
■イベントを実施して苦労した点
・ 実施した場所までの足場が悪く、高齢の参加者の方は少し離れた場所で説明を聞かなければならなかった。
募集時に多少歩くことが予想されると伝えておく必要があった。
■イベントを実施してよかった点
・ 参加者は10代~70代と幅広い層に参加してもらうことができた。
・ 団体の持つネットワークを生かして、震災後、立ち入り禁止区域となっている場所へも入ることができ、震災後から現在までの再生と変化の道のりを目で見ることができた。
■特に、寄付が活きたなーと感じた点
・ 会場までの移動手段を確保することができ、準備物を団体として準備することができ、参加者にとって、気軽に参加できる観察会になった。
・ また、普段入ることができない場所で自然を観察することができた。
・ 震災後、公共交通も途絶えた地区で中断していた観察会を、この事業をきっかけに再開することができた。