SAVE JAPAN プロジェクト 2013

静岡 浜松水辺を愛する会

身近な水辺の大切さ、すばらしさを子どもたちに伝えよう!

東神田川 希少生物と外来生物

■当日のスケジュール

集合 9時、プログラム開始 9時30分、解散 12時00分。
9グループの家族+大人が参加。大人13名、子ども13名(小学生12名)13名の計26名でした。

まず、損保ジャパン浜松支店の支店長さんにご挨拶いただき、講師の小杉さんから東神田川の説明をしました。

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タモ網でガサガサやると、ホトケドジョウが獲れました!
ドジョウより小さくて、茶褐色をしています。湧水のある小川にいる希少種(静岡県の絶滅危惧II類)です。

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川べりにはヒラヒラ飛ぶメタリックなハグロトンボ♂や、秋の七草のクズの花もありました。

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1時間ほどで獲った生き物を並べました。

<魚>ホトケドジョウ、ドジョウ、ギンブナ、コイ、オイカワ、トウヨシノボリ、オオヨシノボリ、オオクチバス
<エビ・カニ>アメリカザリガニ、モクズガニ、ミナミヌマエビ、ヒラテテナガエビ
<昆虫>コオニヤンマ(ヤゴ)、コシボソヤンマ(ヤゴ)

ヒラテテナガエビ、コシボソヤンマも、水のきれなところにいる生き物だそうです。

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後半は上流部へ移動。途中で「ハタベカンガレイ」の解説がありました。
カンガレイとは、寒い時に枯れる藺草の「寒枯藺」なんですね~。ハタベカンガレイは2004年に新種として認められた植物で、全国でも30カ所ぐらいにしかない希少種です。
葉っぱが水の中でも外でも生活できる、ちょっと変わった生活史を持っています。
ここ数年は、大雨の影響で流されてしまったり、外来種のオオフサモに生息地を圧迫された?のか、東神田川では減少傾向にあるそうです。

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後半は、外来魚のブラックバス(オオクチバス・左)とブルーギル(右)を探せ!大会。

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みんなで網を構えて追い込み漁もしたのですが…獲れたのはギンブナ1匹でした。
約30人+投網も使って捕まえた外来種は、

ブラックバス 10匹
ブルーギル 2匹
ウシガエル(手足のついた巨大おたまじゃくし) 3匹
アメリカザリガニ たくさん

在来種は、ギンブナとミナミテナガエビ、ホトケドジョウがいました。
川の水は、湧水もあって、冷たくてきれいなのですが、中は外来種だらけ!
ブラックバスはおそらくこの10倍はいそうです。大きなものは20㎝以上ありました。

講師の小杉さんいわく「ブラックバスは、微妙なバランスのもとに成り立っている地域の自然に大きな影響を与えてしまう。でも彼らが全て悪者というわけではなくて、そもそもブラックバスを持ち込んだ人間に問題があります」と。

ブラックバス、ブルーギル、ウシガエルは、今では外来生物法で「特定外来種」に指定されており、飼育や移動が禁止されています。(詳しくはリンク先を参照) 今回捕まえたブラックバスは関係者が〆て持って帰りました。
ブラックバスはスズキの一種なので「白身でとても美味しい」とのこと。→マリネにして食べましたが、意外とあっさり味で美味しかったです!

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■イベントを実施して

・参加総数:26名  大人13名/子ども13名(うち小学生12名、学齢前1名)
・アンケート回答者:25名(大人12名/子ども13名)

・参加された方の満足度: 満足 12名、その他 0名(大人のみに質問)

 

■参加者の感想

・身近に貴重なな生物がいることを知ることができた。
・娘がたくさんの生き物に触れるようになりました。とても勉強になりました。(40代女性)
・浜松水辺を愛する会の方からいろいろ教えていただいて、参考になりました。面白かったです。(40代女性)
・ブラックバス、ブルーギルが東神田川の上流に生息していることがわかり、外来生物が多くなることに注意しなければと思った。(60代男性)
・身近にこんな川があることを知ることができて良かった。知らない生き物のことを知ることができました。(40代女性)
・子どもと一緒に遊ぶ楽しさと、子どもだった頃の楽しさがある。(40代男性)
・身近にありながら、川に入って魚をとるという経験は初めてで、とても楽しく勉強にもなりました。(40代女性)
 

■イベントを実施して苦労した点

・地元との調整
 参加者の足は車を利用する人がほとんどで、駐車場を借りるにあたって地主さんにご協力をいただいた。
 関係団体との連絡調整に、少々手間がかかった。

■イベントを実施してよかった点

1)川での体験を通して、川と生き物、人の営みの関係を理解し、 地域の自然について考えるきっかけとなった。

2)観察会を実施したことにより、スタッフ(会のメンバー)の知識、 イベント実施能力のアップに繋がった。

 

■特に寄付が活きたと感じた点

・テント2張の購入
 野外観察は炎天下での実施が多く、説明や保護者の待機場所 として、有効に使用できた。

・参考図書、ラミネーター等の購入
 生物の種の同定や地域の自然を紹介し、野外でも利用できる教材を 多数作成することができた。