SAVE JAPAN プロジェクト 2013

徳島 とくしま自然観察の会

シオマネキをとおして吉野川汽水域を知ろう

親子で行こうエコツアー! 吉野川河口域

■当日の大まかなスケジュール

徳島駅前に午前9時半に集合し、貸切のバス(中型)に乗車し、河口域をツアー。レンコン畑、金毘羅神社、印石、藍染めの館、休憩・昼食(第十の堰近くの市民活動団体の事務所)、河口の干潟で観察、記念撮影、アンケート記入・生き物のお絵かき、午後4時終了。

 ①川が運んだ土のおかげで
レンコン畑、日本有数の産地
 ②江戸時代の大灯籠
(灯りは船の目印)  
 ③洪水のために基準となる
嵩上げの位置を記した石板 
     
 ④持参のお弁当で昼食・休憩
 (上写真は貝の標本)

 ⑤休憩中に吉野川の説明
(吉野川が運ぶ土で藍を栽培し
一大産地に) 

 ⑥藍で栄えた商人の館
     
 ⑦干潟で観察会  ⑧沢山のシオマネキが
大歓迎でした
 ⑨記念撮影


■イベントを実施して

・参加人数:22名(うち子供8名) アンケート回答者:大人14名、こども8人
・参加された方の満足度(割合):満足度 90 %
*アンケートの満足度は高かったのですが、子供達は低学年が多く、コースの内容は少し難しかった
ようです。子供達が一番、はしゃいでいたのは干潟でした。

■参加者の感想(アンケートより抜粋)
・先生の話が興味深いものばかりで、子供達には難しい内容のものもあったが、とても有意義な時間を過ごすことができた。藍染ができればもっとよかった。(参加者に藍染をしてもらうには約1時間が
必要なので、今回のコースでは見学だけにしていました。)
・川と人のかかわり、歴史から学ぶことができた。
・レンコン見学、金毘羅神社の大灯籠、吉野川河口のシオマネキ、チゴガニ、ハクセンシオマネキ、に出会えてよかったです。
・レンコンが栽培されている泥とシオマネキが生きている泥干潟の泥が似た感じであったこと。
・天候の回復により干潟にシオマネキ、ヤマトオサガニ、トビハゼ等が多数見ることができた。
・徳島に住んでいながら知らなかった吉野川の昔の様子などをしることができ、親子共に勉強になった。シオマネキも始めてみることができて良かった。
・人と川の結びつき、成り立ち等がよくわかりやすく説明して下さり楽しかった。普段、見逃している事もあり、新しい発見でした。

■イベントを実施して苦労した点
台風のコースと影響にやきもき、開催1日前まで様子を見ていました。吉野川の河口域は海の一部、風雨と波の影響を受けるため、確実に安全であることを確認して、実施を参加者に連絡しています。これが人数が多いと、参加者への連絡は大変でしたが、無事、開催できて幸運でした。なお、始めてのバスツアーのため、時間配分に配慮したつもりですが、集中的に1ケ所で、体験の時間を増やす工夫が必要だと感じています。なお、前回に比べ、干潟の生物が多く見られたことは幸運でした。

■イベントを実施してよかった点
いろいろな方々の協力、講師の方々の丁寧な説明と助言で、また、何よりも参加者の方々と膝を突き合わせて交流(昼食・休憩時)ができたことは大変よかったです。吉野川の歴史・文化・自然を学ぶツアーは今後も工夫しながら続けたいと思います。

■特に、寄付が活きたなーと感じた点
始めてのバスツアーが開催できたことに感謝しています。様々な工夫が必要なことも実施してわかり
ました。今後の新たな活動(干潟を取り巻く環境を体験)に活かせることができるでしょう。