SAVE JAPAN プロジェクト 2014

石川 こまつ環境パートナーシップ

みんなで守ろう! こまつの豊かで多様な自然

ウマノスズクサ観察会&生態おもしろお話会

■当日の流れ

  10:00 開会式

  10:15 ウマノスズクサ観察

     簡単な草刈りポール立てなど環境整備作業

  11:15 ウマノスズクサとジャコウアゲハの話

  12:00 アンケート、閉会式

  12:15 終了

■主な内容

ウマノスズクサは日当たりの良い里山や、河川敷に生えている「つる性植物」ですが、市内住宅地域に立地する小学校の裏庭にも生えていました。地域住民にもほとんど 知られていないので、今回は地域の方々中心に参加いただきました。まずウマノスズクサを観察し、周辺の草刈り、つる巻ポール立て、柵作りなどの作業をみんなで行いました。

作業中、ジャコウアゲハが数匹飛び交っていて卵を産むところや、幼虫、さなぎなどを一度に観察出来てとても有意義でした。その後、教室に入って「ウマノスズクサとジャコウアゲハ」の自然界での不思議な関係のお話しを聴きました。

■写真

草刈り、つる巻ポール立て作業などの様子 ウマノスズクサが生育しやすい環境づくりをしました。

 

作業完了の様子

 

看板を設置しました。 地域住民へ環境保全意識を啓発する媒体として期待されています。

 

ジャコウアゲハのメスが産卵にやってきました。 人への警戒心が薄く、近くでじっくり観察できました。

 

ウマノスズクサに卵を産み付けられたようすです。

 

「ウマノスズクサとジャコアゲハウの関係」と題してお話いただきました。 みんな自然界の不思議にびっくりの様子でした。

 

■イベントを実施して

  ・参加人数     61名

  ・アンケート回答数 53名(回答率86.9%)

  ・満足度が高い割合 43名(81%)

 

■参加者の感想

  ・ウマノスズクサの卵を見るのが楽しかった(小学5年生)

  ・卵を守りながら草刈りしたこと(小学5年生)

  ・ウマノスズクサを捜すのが楽しかった(小学6年生)

  ・ジャコウアゲハの産卵、サナギなど実際に触れたり、見れたりできて満足(70代女性)

  ・植物の進化のお話しにびっくりした(60代男性)

  ・普段知らない事を体験を通じて学ぶことが出来ました(30代男性)

  ・大切な生物の歴史を少しでもつなげていかなければと啓発されました(60代女性)

 

■イベントを実施して苦労した点

 ・ウマノスズクサは、日当たりが良くないと生育しにくく、またジャコウアゲハの

   エサでもあり、観察会当日に、ちゃんと観察できるレベルにスズクサを保持して

   おくための手入れに苦労した。

 

■イベントを実施してよかった点

  ・ジャコウアゲハの生態をタイムリーに観察出来たこと。

 

■寄付が活きたと感じた点

  ・ウマノスズクサの生育域を整備して保護柵や看板を作り、立てることが出来た点。

   このことで今後も継続して校内だけでなく、地域住民の環境保護意識の啓発のためのよい媒体として活用できる。