SAVE JAPAN プロジェクト 2014

三重 大杉谷自然学校

鳥羽の海岸と藻場を守ろう

アマモ場の生き物観察とアマモの種とり

■イベント実施日

2014年6月15日(日)

 

■当日の様子

集合 11:00 / 解散 15:00

 海の博物館で、アマモ場とはどんなところか、アマモ場が減少している状況、保護活動の取組について話を聞きました。その後、アマモ場のある浜へ移動し、アマモの種とり方法を聞きました。熟した種を見分けながらハサミで切り、採取。また、網を使ってアマモ場に棲んでいる生き物たちを捕まえ、観察しました。イカやエビ、魚の稚魚など多くの生き物を見つけることができました。専門家の方から見つけた生き物の詳細な特徴や習性を聞き、アマモ場にはたくさんの生き物たちが暮らしていることを知りました。帰りはアマモ場のゴミを拾いながら博物館へ戻り、アマモ場での活動のふりかえりを行い、活動は終了。アマモ場は小さな生き物たちが成長するための「ゆりかご」であることを学びました。

 

 

【オリエンテーション】

 

 

【アマモ場へ移動】

 

 

【アマモの種とり ①】

 

 
 
【アマモの種とり ②】   【アマモの種が集まりました】  

 【船で漁協へ運びます】

 

 
 
【アマモ場の生き物観察】    【大人も子どもも捕獲に夢中】  

【アマモ場の生き物を発見】

 

 
 

【見つけた生き物を観察】 

 

【専門家による生き物解説】 

  【記念撮影】 

 

■イベントを実施して

参加人数:61名 アンケート回答者:53名(大人33名、子ども20名)
満足度: 満足 73%、やや満足 18%、どちらでもない 3%、やや不満 0%、不満 0%、無回答 6%

 

■参加者の感想

・魚をとるのがたのしかった。子どももとてもよろこんでいた。環境問題に子どもも少しは感じてくれたと思います。(40代女性)
・時間の使い方、大人から子どもまでわかりやすい説明があって良かった。親子連れが多いのは良かったが、中学生、高校生、大学生に興味を持ってもらえると良かった。(20代女性)
・ アマモの種をとり、実際にこの手でアマモ場をふやしていく活動に参加できたのがうれしかったです。(40代女性)
・主催者やNPOの方々が非常に熱心で、毎回楽しみにしています。(40代男性)
・アマモ場、アマモの種とり、アマモ場の生き物、全て初体験で、とても楽しく、時間が足りないと思うほどでした。貴重な体験をありがとうございました。(40代女性)
・住むところは山と川だけど、最終的につながる海のことを知ることにはとても興味があります。子どもたちに豊かな自然を残すために、子どもたちにもいろいろなことを教えていきたい。(40代女性)
・いろんないきものを見られてタマゴもあってびっくりしたからこんどもまたあったらさんかしたいです。(小学2年生) 

 

■イベントを実施して苦労した点

 プログラムの内容上、実施日を干満に合わせて設定するため、日程や時間の調整に苦労しました。
 また、3年目となる今年度は、リピートしていただいている方々にも保全の成果が伝わるように解説を加えました。すぐには目に見える成果はありませんが、活動の意義を実感してもらい、今後の継続につながるような取組を考え、実施しています。

 

■イベントを実施して良かった点

 アマモ場やアマモの存在を知らない方にも関わりを持っていただき、環境への理解を深めてもらえたと思います。特にアマモの保全活動の取組は今回のような種とり、他にも種の選別や海へ植え付けなど大勢の方の協力が必要なことが多く、協力者を増やすことにもつながりました。

 

■特に寄付が活きたと感じた点

 寄付金を利用して、隣接する博物館へ入館し、海の環境について理解を深めることができました。
 また、海に詳しい専門家を講師として呼ぶことで、参加者が普段はなかなか知らない海のことについて詳しく知ることができました。さらに参加者へアマモ場について紹介した冊子や下敷きを配布し、理解を深めてもらうことができました。
 また、今回は無料のバスを送迎に使用することができたので、広域の人に広報、集客できたと思います。